旅男ライフ

旅する男のチャレンジライフ=「TABIO-LIFE」。 自転車、山、ヒッチハイク、DIY他。あれこれ興味のある事に挑戦したりしなかったり。最近は雑記も少し。

【欧州自転車編05】ギリシャ、マケドニア国境を越える

      2017/06/08

1503

朝はまず食料他の買出しに宿近くのスーパーへ。そこでパンやチーズ、パスタなどを買った。

ATMで400ユーロ引き出し、広場のそばの店でブランチ。

肉をピタパンで挟むやつを食べたが、パンが焼き過ぎで固かった。
コーラ付きで3ユーロ。

※画像が暗く感じる人は…
スマホで見ている人に多いんですが、画面の明るさ調整をすると本来の明るさで見ることが出来ます。

 

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9日目 - ギリシャ

12時ごろ出発。
ここからさらに北上して3日後にはマケドニアのビトラ(Bitola)に着く予定だ。

町を出て、フルーツを売る露店があちこちに出ているのを見ながら走っていると、しばらくして分岐に差し掛かった。

ここで"山を迂回する自動車道"(E90号線)と、"直線距離の短い山ルート"に分かれていたので、山ルートを選択する。

 

分岐から1時間程はさほどの上りもなく、こんな楽でいいの?と感じる程度だったが、ある辺りから急にキツい上りが続くようになる。

クネクネと曲がりながら続く山道は上っても上っても終わりが見えない。

昨日一日休めたはずの脚も、ガス欠になったかのようにまったく上がらない。

1つカーブを上っては休み、次を曲がっては休みの繰り返しで、何とか村に着いたのが15時半頃。

道沿いにあったカフェに入って乾いた身体にコーラを流し込んだが、足りないのですぐにもう1つ追加した。

 

この村でやっとこの山側ルートの1/3。
再び自動車道(E90号線)に合流するのは明日になるだろう。

 

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山道で見かけた看板。
鹿は良いとしても、もう1つのこれは熊か……熊が出るのか。

山での野宿は静かで気を使わなくていいなと思っていたが、さすがに熊とは会いたくないので今後は出来る限り市街地かその近辺で野宿することにする。

 

17時前、この山側ルートの1/2のところまで来た。
ここにも小さな村があったが、カフェや商店は見当たらない。

代わりに東屋と水場があったのでそこで30分ほど休憩。
そこでバナナを2本食べてエネルギー補給し先へ進んだ。

 

さらに何度目かの休憩の際、近くでやたらガサゴソと音がするので小動物でもいるのかと茂みを覗いてみると、いたのはなんと直径20cm程の甲羅を持った亀だった。

標高700mの林の中になぜ亀が……!?

 

標高900mまで登ったところでやっと峠越え。
そこからは数キロ一気に下って20時前、この山ルート2/3地点の村にやっとたどり着いた。

 

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ガソリンスタンドの隣にあったカフェでスプライトを飲んでまず一息。

食べるものもあるか聞いたら「ソブラキとサラダならあるよ」とのことだったんで、それをもらう。

店の冷蔵庫を見るとギリシャに来てからよく見かけるワインがあったのでついでにそれも。

 

サラダはいわゆるグリーク・サラダ(ギリシャ風)というやつで、トマトと玉葱、ピクルスとオリーブにオリーブオイルや塩をかけただけっぽいが、これがなかなか美味い。

ギリシャに来てまだサラダを食べていなかったのでちょうど良かった。

代金はチキンのソブラキとグリーク・サラダ、それに500mlのボトルワインで6.5ユーロ(約780円)。

 

周囲の席では村のおじいさんがウゾ(Uzo)を飲んでいた。
これはギリシャの国民酒的な飲み物で無色透明だが独特の強い香りを持つ。

アニス系の成分が入っているので、水を足すと白濁するのが特徴だ。

ゆっくりとワインを飲み、食事を終えるともう21時半。
風も段々と涼しくなってきた。

店の兄ちゃんにサンキューと告げ、村の片隅にあった東屋へ。
屋根があるのでテントは不要。ベンチ部分にシュラフだけ敷いて就寝。

 

本日の走行距離 45km
アテネからの合計 548km

 

10日目 - ギリシャ

小さな村なんで知らない人間が寝ているとやはりちょっと目立っていたらしい。

昨夜寝た後に人の気配がするので薄目を開けると数人の村人たちがこちらの様子を見に来ていたが、そのまま寝たフリをしていると去っていった。

 

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6時起床。
長居をせず早く発つため、朝食は火を使わずパンとチーズにしておく。

空模様が怪しいが7時半頃に出発。
降ったり止んだりの小雨の中を進んでいく。

 

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秩父の長瀞によく似た風景。

 

傾斜10%のキツい坂を乗り越え、グレベナ(Grevena)という町の手前にあるガソリンスタンドに着いたのが9時頃。

一面の曇り空で陽が射していないから全然暑くはないんだけど、とりあえずグリーンコーラを飲んで一息ついていたら逆に寒くなってきた。

 

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またしばらく走り、11時ごろ自動車道路上のパーキングエリア兼トイレで昼休憩。

3日前に買った玉葱が痛んでいないか気になっていたが、幸い大丈夫そうなのでそれを使ってパスタを作る。

久々に〆の紅茶も飲んでゆっくりした後、12時半過ぎに再出発。

 

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しばらく走るとまた両側が畑ののどかな風景に変わる。

右奥に写っている青いカタツムリのようなものは、畑に満遍なく水を撒くための巨大な自動水遣り機。

 

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さらに走るとコザニ(Kozani)の街が見えてきた。

 

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16時頃コザニへ到着、広場でトニックウォーターとパニーニ的なホットサンドを食べる。

 

今日は日曜日なので大手スーパーでも閉まっているところが多いが、また少し走った先の町で小さな商店が開いているのを見かけた。

定番のバナナとりんごと玉葱、それに店のおじさんがわざわざ味見させてくれたのでアメリカンチェリーも購入。

 

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暑い時でもぬるくなっても比較的飲みやすいのはやはり柑橘系のジュース。

商店で買ったチェリーを近くのベンチで食べていたところ、この旅で初めて同じ自転車旅行者に遭遇

トルコとブルガリアの二重国籍だというイスラミックな雰囲気の彼と「この辺の犬はホントすぐ吠えてくるし凶暴すぎてヤバい」なんて話で盛り上がった。

 

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トルコからこのミニベロで走ってきたらしい。
荷物の載せ方とかが独特なので、今後の参考にと写真を撮らせてもらった。

 

彼と別れて再び走っている途中で、対犬用に使えそうな大振りな木の枝が落ちているのを発見。

前持っていたのはカランバカの宿で忘れてきたので、今後の防衛のために持っていくことにした。

 

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広大な面積を掘り返していた大規模開発地帯を通り過ぎ…

 

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20:45頃にプトレマイス(プトレマイダ、Ptolemaida)に到着。

町の中心にある公園に座り、キオスクで買ったアルファビール(1ユーロ)を飲んで、しばし夕暮れの町の雰囲気を楽しんだ。

結局21時半くらいまで公園で過ごし、町を出て数キロ先にあった建てかけの放置物件で寝させてもらうことにする。

今夜は満月。

 

サイクルコンピューターの数値を確認したら今日の走行距離は97kmだった。

いつもより特別に走った感は無かったけど、この数字は現時点でのこの旅最高値。

これはやはり自動車用道路で距離を稼いだのが大きい。

一般道みたいにやたらと曲がりくねったりしないし、谷があれば橋を架け山があれば削って極力アップダウンの少ない道に造られているので同じ力で漕いでいても効率が良い。

信号が無いから車はビュンビュン飛ばして行くが、路肩に丸々1車線分くらい余裕があるのでさほど危険なく走ることができる。

 

さぁ、明日はいよいよギリシャ・マケドニア国境。

出発前のニュースでは、大勢のシリア移民・難民がここで足止めされていると言っていたが…

 

本日の走行距離 97km
アテネからの合計 645km

 

11日目 - ギリシャ→マケドニア

寒い、すごく寒かった。
横着してシュラフを出さずに服を何枚も重ね着して寝ていたが、昨夜は異常に寒く感じた。

朝食はパンとチーズ、バナナを一本にオレンジジュース。

7:50頃スタートして9:20頃にプトレマイスとフロリナ(Florina)の中間地点の町で休憩。

 

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中心部にあった教会と公園(町の中心にはだいたいこれらがある)のそばにwifiの使えるカフェが開いていたので、そこで今朝2度目の朝食を。

自転車旅行はとにかく身体が資本なので、食べられる時にしっかりと食べておくことはとても大切。

ちなみにこの缶コーラは1.2ユーロでキオスクで買うのと変わらない値段。
なのでwifiもトイレも椅子も使えるカフェの方が断然お得感がある。

自家製ピッツァを食べたりして11時までゆっくり休んで再出発。
フロリナの町には寄らず、このまま国境まで直進することにした。

 

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ここまで一週間以上ギリシャ国内を走ってきたが、田舎の方はこんな感じのところが多い。

丘が多く、村はその上や斜面に造られているケースが一般的だ。

 

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13時頃にまた途中の小さな村で休憩し、その後もひたすら漕ぎ続ける。

 

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そして15時過ぎ、やっとここまでやってきた。
右折すればそこはもう国境だ。

 

出国前に見たニュースによると、ギリシャ・マケドニア国境ではシリアからの移民が大勢足止めを食らっていてさながら難民キャンプのようになっているとのこと。

治安はどうなのか、はたして自転車で通っても大丈夫なものなのか…

 

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この青い建物がイミグレーション。
建物の向こう側はマケドニアだ。

日本では詳細な情報が得られなかったので若干の不安を抱えたまま来てみたが、2016年6月現在、移民・難民らしき人たちは一組たりとも見かけなかった。

しばらく前にマケドニア政府が「ギリシャ国境からの移民の入国を禁止する」と発表してはいたものの、行き場の無い人たちが大勢ここに留まっているのかと思っていたが、既にどこかへ移されたようだ。

 

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翻る巨大なマケドニア国旗は日本の旭日旗によく似ていた。

 

 

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