旅男ライフ

旅する男のチャレンジライフ。自転車、山、ヒッチハイク、その他まだ書き切れないことも色々。とにかく興味のある事にあれこれ挑戦してます。最近は雑記も少し。

1000km歩いた僕が感じた「パタゴニアを徒歩で旅する3つのメリットと4つの注意点」

      2017/09/21

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こんにちは、Kouです。
今日は実際に1,000km歩いた僕が感じた、パタゴニアを徒歩で旅する3つメリットと4つの注意点について書いてみたいと思います。

 

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3つのメリット

いろんな動物が間近で見られる

人口は少なく広大な大地が広がるパタゴニア。そこには当然数多くの動物たちがいます。
見渡す限りの草原地帯では、どこまでが敷地なのか分からないくらい広い牧場が延々連なっていたりもして、放牧されている羊と牛は今回歩いたルートのほぼ全域で見ることが出来ます。

僕が歩いた11~12月は南半球の春先に当たり、親に寄り添って草を食んだりお乳を飲む子ヒツジや仔牛が沢山いました。

次に多いのが馬とグアナコ。
グアナコはリャマとかアルパカに似たラクダ科の動物。動きは鹿に似ていてジャンプ力が高く、ヒツジや牛用の柵なんかは簡単に飛び越える。グアナコは飼われてるわけじゃないと思うんだけど、よく見かけました。

僕がチリのパイネ国立公園から南米最南端の町であるアルゼンチンのウシュアイアまで歩いた約1ヶ月の間には、他にもニャンドゥ(小型のダチョウのような飛べない鳥)、キツネ、キングペンギン、アナグマ、アルマジロ、フラミンゴなどを見ることが出来ました。

たぶん車やバス移動だったら見られたのは牧場で飼われている動物くらいでしょう。

 

輝く星空が見える

前述したようにパタゴニアはその面積の割に住んでいる人が少ないので、町を一歩出れば地平線まで何も無いことが珍しくなく、人が居なければ明かりもないため夜空に煌めく星の光を邪魔することもありません。
(時期によっては23時頃まで暗くならなかったり、夜中でも南東の方が薄明るかったりしますが)

街中のホテルや安宿もいいけれど、せっかくのパタゴニア。町から町の間を歩き郊外でテント泊をすれば、星空すべてが天井です。

北半球と南半球では星座の見え方が逆になるので、普段見られない南十字星はもちろん、南半球ならではの星座を楽しむことができます。

 

地元の人との出会い

普通にバスに乗って宿に泊まる旅をしていると、宿や店の人以外と話すこと自体があまり無かったりしますが、果てしないパタゴニアの大地を歩いているといろんな人から声をかけられます。

なぜかって?
それはもちろん珍しいから。

僕が歩いた1ヶ月の間、僕以外で歩いて旅している人には一人も出会いませんでした。
自転車で旅する人は何十人も見ましたが、「徒歩」を選ぶ人は本当にレアなようです。

おかげでフエゴ島(アルゼンチンの最南部)に差し掛かる頃にはちょっと有名になっていたみたいで取材も2回受けました。

暑い中や寒い中、一生懸命歩いていると、通りすがりの車が止まって水や食料を分けてくれることもあれば、一夜の宿をお願いしに行った先で人の暖かさを感じることもあります。何でもあって当たり前ではないので、自然と有難いという気持ちが込み上げてきます。

歩くことで生まれる出会いがきっとあります。

 

4つの注意点

目まぐるしく変わる天候

「パタゴニアは一日の中に四季がある」現地で出会った誰かが言っていたが、まさしくその通り。

昼歩いていると長袖一枚でも汗をかくかと思えば夜は霜が降りるほど寒く、晴れていたかと思えばあっという間に黒い雲に覆われて雨またはアラレが降り出す。

それがパタゴニアの当たり前。
歩く場合はとにかく温度に合わせて脱ぎ着しやすい服装を考え、降ってきたらすぐに着れるよう雨具も取り出しやすい位置に用意することが肝心です。

 

台風並みの強風

パタゴニアは特に風が強い地域として有名で、ちょっと風の強い日は風速20mぐらいの風が吹くのが当たり前。
風速20mというと木々の小枝が折れだし、風に向かっては歩けないレベル。もう少し強くなると(日本だと)屋根の瓦が剥がれてしまうくらいの勢い!

正直これはどうしようもないので吹いている時は耐えるしかないけど、朝は比較的風が弱いことが多いので早目に朝食を済ませて歩き始めることである程度は回避できます。

トラックやバスなどの大型車が横を通った瞬間は、それに遮られて一瞬無風状態になり、次の瞬間また突風がやってくる。これはどんなに構えていても必ずよろめく程なのでより一層の注意が必要です。

 

道が狭い

主要な国道でも狭い道が多い。歩いた範囲で言えば、チリ側はまだ路側帯に人ひとり分くらいの余裕はあるが、アルゼンチンのルート3(国道3号)に入ってからは本当に狭かった。

対策としてはしっかりと気を配りながら歩き、車が来たら路肩に出るなど自分から避けるしかないかと。

 

町と町との間隔がすごく遠い

パタゴニアは広大な上に人が少ないので町と町との距離がかなり空いている(100kmや200kmは当たり前)。そして途中にガソリンスタンドも含めて物が買えるような店舗はほとんど無い。日数がかかる分、十分な食料と水を持って歩く必要があります。

川の水をそのまま飲むのは動物の糞で汚れていたり寄生虫などのリスクがあるため僕はペットボトルの水を持ち歩いていました。多い時で10数リットル=10数キロ。

その他テントや着替えや食料などの荷物を全部ザックで背負おうとしても入りきらないので、僕の場合は75リットルの大容量ザック+キャリーを用意して行きました。

キャリーカートを選ぶポイントは第一に丈夫なもの。そして車輪の大きなもの。

 

 

【まとめ】

パタゴニアに来た旅行者の一般的な移動手段としては飛行機と長距離バスがありますが、飛行機はもちろんバスも止まるのは基本的に町だけなので、自然の中で周囲をゆっくり見る機会はありません。
ところが歩いて行けばそのすべてを自分の肌で感じることができます。

普通の人におすすめできる内容ではないですが、それでも歩いてみたいという人は注意深く準備して下さい。

 

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 comment
  1. ヤッホーマン より:

    はじめましてkouさん。
    映画「イン・トゥ・ザ・ワイルド」をみて衝撃を受け、今 自転車旅に憧れる、自転車と登山を愛するヤッホーマンというものです。
    行動力が素晴らしい❗️リスペクト。
    新しい記事、楽しみにしています。

    • Kou Kou より:

      ヤッホーマンさん、ありがとうございます。
      アラスカの大自然て憧れますよね。
      落ち着いたらまた少しずつ記事も書いていきたいと思っているのでよろしくお願いします!

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