【ナミニノカレー｜天六】雑居ビル3階の隠れ家で食べる多彩な日替わりカレー。

今まであまりスパイスカレーが盛んでなかった天六界隈。そこに現れた新星が雑居ビルでこっそり営業しているという情報を入手。これは是非行ってみないと！

多彩なナミニノカレー

ナミニノカレーが入っているのは天六の6番出口を出てすぐ右に隣接する雑居ビル。

天神橋6交差点の北側で、すぐ近くにはあの人気店・倶蘇酡麗（くそったれ）からの暖簾分けされた「パスタ小僧」もある。

 

雑居ビルの階段脇に看板が出ていた。3階を見上げるとその角にも店名が書かれた赤い看板が。

 

オープンが11:11、ラストオーダーが15:15とあえてゾロ目にしてるのが面白い。

これはひと癖ありそうだ。

 

狭い階段を上がって行くと3階の突き当たりにその店はあった。

 

「創作スパイスカレー ナミニノカレー」の文字。

ところでナミニノってどういう意味なんだろ？

 

午後2時頃の入店、先客は無し。

扉を開けてすぐ正面に見える恐竜ヘッド。そしてカウンターに陣取るエリマキトカゲなど爬虫類色強めの店内。

これは一人で営業している姉さんの趣味らしい。

実はオーナーは別にいるそうで、仕込みは姉さんがした上でそのオーナーが味付けしてカレーを作ってるんだとか。

 

壁に貼られていた9月の日替わりカレー予定表。

パッと見ただけでもサーモンのココナッツカレーから花山椒を使った麻辣カレーまで幅広い。

ただしあくまで予定なので、仕入れや工場長？の気まぐれで変わることもあるらしい。

 

今日のカレーは定番の「クワトロチキンカレー」と「和風ラムキーマカレー」、そして日替わりの「ポークキーマのほうれん草サグカレー」の3種類。

MAX2種盛りまでってことなので、和風ラムキーマとポークキーマのサグカレーの2種あいがけ（1,000円）を選択。注文時にパクチーの有無を訊いてくれる。

そして料金の支払いは注文したカレーの提供時にっていうのがここのスタイル。

ちなみにキッチンスペースの関係上、同時に作れるのは2人前まで。それ以上の場合は提供時間に差が出るようなので注意したい。

 

話を聞いてみると以前はアメ村にあるレゲエバーで間借り営業していて、1年半ほど前にここ天六に移転してきたんだとか。

そんな最近でもなかったのに全然知らなかった。

 

そして2種あいがけのカレーが完成。

左側がポークキーマを使ったほうれん草サグカレーで、右側が和風ラムキーマ。

黒米の入った雑穀米が2種類のカレーの海を分け隔てる陸地のように縦に延びている。

時計の12時の位置には、オクラや野菜のピクルス、ゆで卵、カットレモンなどと共に林檎のコンポートが添えられていた。

 

さて、いただきます…と食べようとして驚いたのは、スプーンが仏ラギオール（Laguiole）の物だったこと。

フレンチレストランなんかでは好んで使われているラギオールだけど、カレーの店で使われているのは初めて見た。

オーナーの強いこだわりを感じる。

 

カレーは共にキーマ系ながら、右の和風キーマが柔らかめの食感なのに対し、左のポークキーマはギュムギュムとしたかなり弾力のある食感。

辛さはどちらも程よいくらいだけど、もっと辛さを求める場合には卓上の「幸増しマサラ」で自由に辛さ増しすることが出来る。

そのままでも十分に美味しいカレー。しかも添えられているレモンを絞るとまた格別！！

さっぱり感がクセになる。

これはまた再訪ありな予感。月イチペースで実施される夜のバル営業も気になる。

 

店舗情報

ナミニノカレー

住所：大阪市北区天神橋筋7-3-8 天六センタービル3F

アクセス：地下鉄谷町線 天神橋筋六丁目駅 6番出口を出てすぐ右のビル

電話：080-2543-5715

定休日：月火

営業時間：11:11～15：15（L.O）

 

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