アワイチ(2)自転車に大きな荷物を積んで淡路島一周したら何時間かかる?
2016/11/25
アワイチ(1)初心者だけどクロスバイクで輪行してみた はこちら。
淡路島一周、残り約105km
友ヶ島を望む海沿いのベンチで少し休憩した後、また元の分岐点へ。
後で知ったけれど僕が行ったのは湾の先端の方で、生石公園はすぐ近くだけれど山の方。つまり別だったらしい。生石公園には旧日本軍の砲台跡があったり、2月には梅が咲いたりといろいろと見どころがあるようだ。
さっきのナゾのパラダイスの看板があった分岐からはしばらく上り坂が続く。
漕いで登るのは早々に諦め、延々押して歩いて約3㎞。
何とか峠を越えると、
あとは一気に下り坂。
途中でナゾのパラダイスを発見したけれど、写真だけ撮ってスルーしました。
海沿いの平坦な道に戻ってしばらく進み、10時半頃モンキーセンターに到着。
ここでもまたドリンクを買ってしばし休憩。
日差しが強いのでローションを塗り直す。
淡路島特産の玉ねぎとタコを使った淡路島カレーも気になったけど、1100円という高めの値段設定が引っかかったのと昼食にはまだ早いってこともあって今回は見送り。
また進んでいくと海岸にそびえ立つ巨大ロボのようなマシーンがあった。
Neptune(ネプチューン)と書いてある。
なんかちょっとカッコいい。
見上げながら脇を通る際、作業していた兄さんと目が合った。
黙ってただニヤリと笑ったその目が「どうだい?」と言っているように見えた。
有人島
しばらく進むとまた別の島が見えてきた。
その島からこっちに、ちょうど船が戻ってきた。
建物があるように見えたので定期船なのかもしれない。
調べたところあの島は沼島(ぬしま)。
人口500人の有人島で、国産み神話でいうところのオノコロ島だという説もあるらしい。
淡路島の南に人が住む島があるなんて全く知らなかった。
興味が湧いたので「行くリスト」に入れておこう。
時刻は11時半。
土生港のベンチは植物の作る日陰がとても心地良かった。
次は淡路島と四国徳島とを繋ぐ大鳴門橋を目指す。
基本海沿いを通るアワイチでは見かけることの少ない山村風景。
アワイチの公式ルートなんてのがあるのかどうか、僕は知らない。
ただなるべく海沿いを回るという意味でいえば、真っすぐ進むとショートカットしてしまうことになるので、左折して県道25号から福良の方向へ。
福良港が見えてきた。
アワイチは北中部はほとんど平坦で楽な代わりに南部は山が多い。
福良
13時半、福良港に到着。
観光客っぽい人々もいて結構にぎやかな雰囲気。
大鳴門橋に着いたらハンバーガーを食べようと決めていたけど、朝5時台に食べたきり固形物を口にしていないのでここらで軽めに栄養補給することにした。
海鮮丼の店なんかもあったけど、最近ちょっと練り物好きな僕は、写真にあるC-3POの店でテイクアウト。
店のすぐ傍にベンチがあったので港を眺めながらパクついた。
停泊している帆船は咸臨丸。
幕末に勝海舟がアメリカへ渡った時の船を再現したもので、この船に乗って鳴門の渦潮クルーズが出来る。料金は大人2,000円。
自転車をその辺に置いていくとどうしても盗難のリスクがって考える人も多いと思うので、船の事務所などで預かってくれるサービスがあれば助かるんですが……考えてもらえないですか?
そしてまた山を必死こいて登ったりしながらやっと大鳴門橋に到着したのが15時前。
大鳴門橋と淡路島グルメ
道の駅うずしお。
アワイチのルートからは少し寄り道な上にアップダウンもあったんで少し迷ったけれど、それでもここへやってきたのは噂のあわじ島バーガーを食べてみたかったから。
こんな感じのテラス席で海を見ながら食べることができます。
今日だけでだいぶ焼けたんで、パラソルの下じゃないと日差しがちょっと痛い。
どこかのコンテストで優勝したという一番人気の「あわじ島オニオンビーフバーガー」(税別600円)。
この角度だと見えないけれど、甘辛く煮た薄切りビーフも乗ってます。
でもこのバーガーの主役は淡路島産の玉ねぎ。
衣がサクッとしていて甘い玉ねぎは確かに美味しかった。
再び県道25号線に戻って島の西側を回る。
また漁村が見えてきた。
山の方では大きな風車が何基も動いている。
津井は25号線をそのまま進むのが一般的だと思うけど、どうせここまで来たんだから出来るだけ外周を回りたいという思いで、集落の中の上り坂を登って県道476号線を通ってみた。
すると犬かライオンか何かが海を見据えているような、そんな形をした岩を見つけた。
湊
湊の市街地。
時刻は17時過ぎ。陽も徐々に傾いてきた。
五色浜。淡い幻想的な空の色。
ところどころにあるサイクリストのための距離表示。
150kmのうち110kmまで来たよと書いてくれている。ゴールの岩屋港まで残り40km。
今日は暑かったのでとにかくジュースやお茶を飲みまくった。
アワイチのコース上に自販機はいくらでもあるので飲み切る度に次々と買った。
正確に数えていないけれど、多分500mlのボトルを8~10本くらい飲んだと思う。
18:40頃、ついに日没。
この後19時ぐらいまではまだ多少空も明るさが残っていたが、すぐに暗闇に包まれた。
前後のライトを点け夜道をひたすら走るが、サドルの位置が合っていないのか前立腺の辺りが圧迫される感じがして鈍い痛みを感じる。
ずっと我慢していたことだけど、一度意識するとどうしても気になってしまう。
15分漕いでは5分休むような感じでコンビニなどの明かりが見える度に小休止を入れつつ、
20:50頃、やっと明石海峡大橋が見える位置までやってきた。
ここまでくればもう一息。
ゴール
橋の下を抜け、ゴールの岩屋港にたどり着いたのは21:15頃。
初ロングライドのアワイチ、一周150km、何とか……達成!!
朝の6:20頃から休憩も入れて約15時間もかかったけれど、一日で145km(一応一泊二日なので5kmは前日走行)走れたことで自信も付いたし、良い経験になりました。
ヨーロッパ縦断から帰ってきたら今度はビワイチ(琵琶湖一周)も是非!
※追記
無事に帰国し、秋風に吹かれながらビワイチも行ってきました!
・ビワイチ(1)準備編:コース、距離、持っていく物など
・「ビワイチグルメ」と「アワイチグルメ」
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