アワイチ(1)初心者だけどクロスバイクで輪行してみた

      2017/08/26

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こんにちは、最近ちょっと自転車の楽しさが分かってきた気がするKOUです。

僕は今年クロスバイク(※1)を買ったばかりなので、輪行も初めてなら、100km以上のロングライドも初めて。

 

※1
スポーツサイクル初心者の僕はクロスバイクだと思って乗っていましたが、どうやら分類するとTREKの520discは「ツーリング車(バイク)」という区分になるようです。

以後もいろいろなページでクロスバイクという表記がたびたび出てきますが、大目に見てもらえると助かります。

 

今回はそんな僕がちょっと大きな荷物を積んで、淡路島一周=通称アワイチに挑戦してきたので、その様子をお届けします。

よかったら何かの参考にして下さい。

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アワイチとは?

アワイチとは、瀬戸内海最大の島である淡路島の外周に沿って一周島を回ることで、その距離は約150km。

南部にはアップダウンも多く、獲得標高は1,200mとも1,300mとも言われます。

(※もともと山用語の意味とは違い、自転車の場合はルート上で登る高さの合計、つまり累積標高のことを獲得標高ということが多い。)

関西の自転車乗りの間ではロングライドの定番中の定番の1つです。

ロードバイクで回る人が多いようですが、僕は先日購入した人生初のツーリングバイク、TREK 520Discで回ってみました。

ルートは時計回りでも逆時計回りでもどっちでもいいんだけど、海が見やすいので時計回りで。

途中でアワイチグルメの定番、淡路島バーガーの店にも寄ってみたいと思います。

 

条件

今回のアワイチはヨーロッパ縦断のための練習でもあるのでタイヤもそれ用に取り付けた700x35C、そしてあえて大きめの荷物を持っていきます。

20L入りと12.5L入りのパニアバッグをそれぞれ1つずつ。

そして輪行時にそれらのバッグやその中身を入れるためのザックとして、以前レビューもしたグレゴリーのバルトロ75も。

荷物の中身はテントやペグ、クッカーや食料、簡単な着替えなど推定で10kg程度。

これらをすべてリアキャリアに積んで行きます。

 

追記:2017年8月

装備や道具はその後ヨーロッパを走った時とほぼ同じなので一応リンク貼っておきます。

【持ち物一覧】ヨーロッパ縦断一人旅の際の自転車装備を公開します

 

そして、今のところ一日で一番走ったのが30kmぐらいなので、いきなり150kmはちょっと無茶かなというのと、新しく買ったテントも試したいので一泊二日で回る計画にしてみました。

 

淡路島一周へ

それではスタート!

いろいろと準備に時間がかかり、出発したのは昼をとっくに過ぎた頃。
まずは最寄りの駅まで自転車を漕いで行き、バラして輪行袋に入れるところから始めます。

前日にネットでやり方を調べつつ実際に一度分解していたので、手順で迷うこともなし。

予習しといてよかった。

ただし僕のクロスバイクはヨーロッパ縦断に向けてキャリアやスタンドなどを付けていたり、盗難対策のためにあえてクイックリリースをやめているんで、外すのにそれぞれ時間がかかります。

結局バラして輪行袋に収納するところまでやると40分ほどかかりました。

 

初めての輪行

JR大阪駅からJR明石駅は新快速なら38分の距離ですが、輪行袋だけでなく大きなザックもあるので車内でも結構気を使います。

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普通電車よりも快速とか新快速の方が席の形状的に大荷物を置きやすいのでおススメです。

 

JR明石駅

着いたら駅の外まで運んできて今度は組み立て。

時刻は16時半頃です。

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輪行袋はオーストリッチのL100を使用。
大容量ザックのバルトロ75と比べてもこれなんで、自転車ってやっぱり結構場所取りますね。

 

 

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袋の中ではこういう形。
リアのエンド金具とサドルで自立しています。

 

 

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まずはフレームと一緒に固定してあった車輪を外して、サドルとハンドルで立つように角度を変えます。

 

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僕の場合は先にキャリアとスタンドを付けてからタイヤを嵌めていきます。

タイヤもクイックリリースだとパクり放題なんで、特殊工具でないと外せないシャフトに替えてあります。

 

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はい、これで自転車ができました。

 

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荷物を積むとこんな感じになります。

じゃあ島に渡るため港に行ってみましょう。

 

ジェノバライン

JR明石駅から徒歩5分程。
東町一番街の商店街沿いに進み、駐車場のタイムズの角を左に曲がると正面に見えるのが、明石と淡路島を結ぶジェノバラインの乗り場。

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料金は大人500円、自転車は220円(2016年5月現在)、つまり片道で計720円。
切符は自販機で買うシステムになっていて、特に往復割引とかは無さそう。

便は40分に一本が基本で朝夕の混雑時には20分に一本。
始発は5時40分(土日は6時30分)で最終はどの曜日でも23時40分までとかなり遅い時間までやってくれています。

 

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普通は後部デッキに乗せるようですが、僕の場合は特別荷物が大きいので船内のスペースに置くよう言われました。

船が出ると淡路島までは13分程。

 

淡路島到着

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淡路島北部の岩屋港に到着。
この時点ですでに18時を回っています。

午後出発が響き、予想以上に遅くなってしまったんで、今日はたいして走れそうにありません。

 

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明石海峡大橋を背にひっそりとアワイチ開始です。

サイクルコンピューターを付けて乗るのが初めてなんで、自分がどれくらいの速度で走ってるのかこれまで分からなかったけれど、速度的には平地で15~20km/hぐらいが自分のペースみたい。

ロード乗りの人のブログなんかを見ると30km/h以上当たり前みたいな感じだけど、荷物積んでたりタイヤが太めだったり、いろいろ条件が違うんでそこは気にしないでいきます。

一時間もすれば完全に暗くなりそうなんで、第一の課題は寝場所の確保。

 

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椰子の木の植えられた国道28号を走り、淡路夢舞台を通り過ぎて、この日は東浦ターミナルパークという道の駅まで。
裏の公園のベンチを借りて野宿させてもらうことにしました。

距離にして岩屋港から僅か5km程。

その分、明日は残りの145kmを一日で走らないといけないことに。

果たして走れるのか……?

 

2日目

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一度寝たものの夜中に目が覚め、僕にしては珍しくその後寝付けなかったけれど、朝の爽やかな風に吹かれて気分は上々。

 

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キャンプ場ではなく公園で寝たのでテントは使用せず。

シュラフのみで寒いような時期ではなかったけれど、夜半まで蚊に悩まされたので虫除けスプレーは絶対にあった方がいい。

 

軽く朝を食べ、出発したのは6時20分頃。

残り145kmとして平均時速15kmで走れば約10時間。

途中で休憩しても12時間くらいあれば何とかなるか?

 

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スタートしてまず目に飛び込んできたのは巨大な観音像。

調べてみると全長なんと100mで1977年の建造当時は世界最大の像だったらしい。

展望台やレストラン、博物館として営業していたようだが、2006年に閉館。以後は廃墟になっている。

 

淡路

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ここまでは国道28号線をひたすら南下。

佐野ではより海沿いをと集落の中を走ったが、そこでドミトリー2800円~のゲストハウスを発見。のんびり泊りにくるならこういうのも良いかもしれない。

 

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7時半頃、オープン前で静かなオノコロパーク。
写真だけ撮ってすぐまた先へ。

 

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時計回りに走る場合は海はずっと左側。

 

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洲本の市街地が見えてきた。

 

洲本

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ここでいったん国道28号から離れ、左の県道76号へ。

 

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この橋を渡ってさらにどんどん進んでいくと、

 

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その先にあるのが洲本温泉。

 

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坂を登る途中で海を見ると、何か大きな物体が傾いていた。

 

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登り切った先に見覚えのある名前を発見。

これがCMで有名なあのホテルニューアワジか~、と思わず写真を一枚。
結構大きい。

 

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ここの坂はキツかったので、途中から押し歩き。

 

島の東端

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ここは淡路島南部の一番東の端。

僕を抜き去ったロードの2人組は真っすぐ行ったけれど、僕は見たいものがあるので左に曲がって生石公園の方へ寄ってみることにした。

 

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ここは釣り堀になっていて、釣った鯛を捌いてくれる(有料)サービスもあった。

自販機でドリンクを買ってもう少し先へ進むと、

 

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お目当ての島影を発見。
和歌山との間に浮かぶ友ヶ島(右奥)が見えた。

そこにあったベンチに腰掛け、島を眺めながら少し休憩をとる。

時刻は9時を回ったところ。

 

写真の枚数的に1ページにまとめると重くなりそうなので、続きは後編で。

アワイチ(2)自転車に大きな荷物を積んで淡路島一周したら何時間かかる?

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