【実験】白ワインを開封後一年、常温で置いてたら琥珀色に。飲んでみた!

      2019/01/30

oldwine21

明けましておめでとうございます。

先日、部屋に常温で置いていた箱ワインを久しぶりに飲もうと思ってグラスに注いでみたら、めちゃくちゃ変化していました!

せっかくなんで、どれぐらい変化してるのか分かりやすいように同じ銘柄の新しい物を購入。色や味を比較したので良かったら参考にして下さい。

併せて「ワインって開封前、開封後、それぞれどれぐらい持つものなのか?」についても調べてあります。

それではどうぞ。

スポンサーリンク

ワインの賞味期限と保存方法

結論から先に言うと、ワインに賞味期限は設定されません。それはそれぞれのワイン毎に飲みごろの時期が違うから。

大手酒造メーカーによると、一般的には早飲みタイプのワインで1~2年、熟成タイプのワインは数年から十年以上のものもあるそうです。

 

開封後一年経った白ワイン

保存温度

今回箱ワインを置いていたのはリビングの棚の中。

直射日光が当たるような場所ではないものの、夏の外出時なんかは室温もかなり上がるはずだし冬は当然寒い。

大阪の気候を考えたら、室温は年間で20℃くらいは上下しているはず。

 

チリ産白ワイン

それでは見ていきます。

今回問題のワインはチリ産の箱入り白ワイン。

箱売りの安いワインなので100%単一種ではなさそうですが、シャルドネ種と表記されています。

 

今回比較のために同じメーカー、同じ品種のものを新しく購入しました。

oldwine08

年度が違うので箱のデザインやサイズがちょっと変わっていますが、同じメーカー。同じくシャルドネ種メインの3L入り箱売り白ワインです。

 

oldwine20

左が今年の新しいもので右が去年の古いもの。

今年の箱の方が背が高い代わりに細身になってます。アルコール度数は共に12%、内容量も同じ。

 

oldwine14

古い方がパッケージされたのは2016年10月。

封を開けて飲み始めたのはその年の12月、今が2018年1月なんで約1年前です。

 

oldwine15

新しい方の箱ワインがパッケージされたのは昨年2017年の6月、約半年前です。現時点で未開封。

 

それを今から開けていきます。

oldwine04

3L、つまりボトルワイン4本分の白ワインがこの中に。

 

oldwine05

箱の中には袋があり、ワインはそこに入ってます。

 

oldwine06

注ぎ口を外に出し、

 

oldwine07

封を開ければ準備OK。これでいつでも飲める状態になりました。

 

oldwine22

さっそく入れてみます。

 

oldwine12

色はかなり薄めでいかにも若い感じ。

 

oldwine02

続いて古い方。こっちは残量もあと少し。

それをグラスに注いでみると…

 

開封後一年の白ワイン

まるでブランデーのような琥珀色。

これが「白ワイン」だと言われてもすぐには信じられないような色をしてます。

 

僕が先月みた時よりもさらに色が濃くなっている気がする。

比較しやすいよう並べてみよう。

 

oldwine09

どうですか?

これ、同じワインですよ。

 

oldwine10

白でも赤でもない、琥珀色の不思議なワイン。

 

oldwine11

常温で寝かせた一年の歳月が左のワインを右のように変えてしまう、と。

ちょっとずつ色味が変わってきてるかなっていう印象はあったんですが、ここまで別物になっているとは。

 

oldwine19

それでは味見に移ります。

まずは新しい方から。

 

oldwine17

香りはあまり無く、味もライトな感じ。

箱売りの安いワインなんでこんなもんですね。特筆することはありません。

 

oldwine18

続いて開封後1年間常温で置いていた例の琥珀ワイン。

常識で言えばワインは一度開封して空気に触れてしまうとどんどん酸化していくので、味も劣化していくはず。

はたして……

 

oldwine16

静かに鼻を近づけると微かにブランデーのような香りが。

そしてゆっくりと口に含んでみると…

新しいものと比べ、味が全体に円やか。わずかに苦味もあり、深みとコクが出ている感じ。

僕はむしろこっちの方が好きかも。

どっちか1つを選べと言われたら、僕は多分こっちの琥珀ワインを選びます。

 

酸化

今回味が壊れていなかったのは、箱ワインという特性にも秘密がありました。

箱ワインは無駄に空気に触れさせないよう、中の袋を真空パック状態にしてワインを注入しています。

中身のワインを飲んで減っていってもその分空気が入り込むことは無いので、ボトルワインよりも酸化しにくい造りになっています。

普通のボトルワインが開けたら数日で飲み切ってと言われているのに対して、真空パックされている箱ワインは白で3週間、赤なら1ヶ月ほど美味しく飲めるようです。

 

ちなみに…ワインは酸化すると酸っぱくなると思っている人が結構多いですが、実は違います。

古いワインが酸っぱくなるのは入りこんだ酢酸菌などの菌の働きによることが多く、空気に触れて酸化しても酸っぱくはなりません。

 

まとめ

意外にも開封後一年間常温で置かれた古いワインの方がむしろ良く感じるとという結果になりました。

もちろんこれは僕の主観。ただ若いワインよりも味に複雑味が出てくるので、他の人に飲んでもらったとしてもきっと同意見の人が少なくないはず。

ただし飲んで異常があっても責任は取れないので、試してみる人は各自自己責任でお願いします!

 

< Amazonランキング売れ筋「箱ワイン」>

 

ここ最近インスタ映えすると人気急上昇のロゼワイン。

ロゼを開封後1年寝かせたらどうなるんだろ…

 

スポンサーリンク

この記事をシェアする!

人気の記事

world-latitude01 1
世界の主要都市の緯度一覧!最高&最低気温もリスト化、比較してみた。

日本と世界、計150ヶ所超の緯度と気温をまとめて分かった意外な(?)傾向など。 ...

自転車旅行の持ち物、装備 2
【自転車旅行の持ち物リスト】僕がヨーロッパ縦断した際の装備を公開します

このページでは、昨年僕がやった「自転車によるヨーロッパ縦断チャレンジ」の際の装備 ...

海外で犬に噛まれた話。 3
【狂犬病】ヨーロッパで犬に噛まれた体験談。ワクチンが無いので…

【海外事情】ヨーロッパで有料の救急車に乗った体験談。の続きです。 とりあえず噛ま ...

ビリーバー 懐疑論者 4
旅人には何故ビリーバーが多いのか?懐疑論者のすすめ。

「ビリーバー」って単語を知ってますか? 英語の Believe からきていて、簡 ...

ウシュグリ 5
日本一標高の高い村と町。ヨーロッパやアメリカ等の一番も調べてみた。

前の記事で比べた通り、標高の高い順となるとどうしてもチベットと南米勢で埋め尽くさ ...

 - 賞味期限切れシリーズ


Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です