【エキスポランドの記録2】閉園前日、懐かしのアトラクションを巡る。
2019/04/24
【エキスポランド最後の日1】2007年12月9日、最終日の風景。の続き。
閉園前「最後の営業日」の様子を実際の写真と共にどうぞ。
1970年以来、40年近くに渡って愛されてきたエキスポランドの本当に最後の姿です。
懐かしのアトラクション
高速で前後に回るミュージックエクスプレス。
スピード感あるのに怖くなくて結構好きだった。
大幽霊屋敷。
「大」って言っても全然大きくはないんだけれど。
昔からある古典的なお化け屋敷。
内臓がふわっと持ち上げられる感じが苦手だったけど、ある意味一番思い出深いグレートポセイドン。
目の前で2人組の外人さんが乗り込むとゆっくりと動き出した。
この巨体が勢いよく弧を描いて揺れているのを見るのもこれが最後。
これも古くからあった乗り物、スウィングファイター。
ようするに長い鎖で繋がれたまま回転する空中ブランコで、怖さは無くて爽快感がクセになる。
その背後に見えるのは「世界一高い飛行塔」。
高さは56mでたいして高くはないんだけど、飛行塔ってジャンル自体ライバルが少ないらしい。
夕暮れの中、ゆっくりと回っていたのはエキスポタワーと並ぶエキスポランドのシンボルでもあった大観覧車、テクノスター。
もともとは1985年に茨城県で開催されたつくば科学万博で「テクノコスモス」という名前で展示されていたもので、閉会後にエキスポランドに移設された。
ホイールの直径が82.5m、最高地点は地上85mと当時は世界最大で、ギネスブックにも掲載されている。
屋内型ゲームが集められた施設、ジャックポット。
それぞれのゲームに係員がいて、成功すればぬいぐるみや風船なんかが貰える。
この辺はジェットコースターの乗り場がいくつもあったりして、一番賑やかでエキスポランドの中心的な場所だった。
宙返りが気持ち良いジェットコースター、スペースザラマンダー。
サラマンダーではなくザラマンダーと濁るところに時代を感じる。
一時は世界最長のジェットコースターだったダイダラザウルスのレールと、食事処のダイダラレストハウス。
昔は園内で食べられるところが少なかったんで行列が当たり前だった。
こっちのチケットブースは窓口が空いていた。
乗り物の料金は、回転する円盤型マシーンの「ディスク・オー」と「スペースザラマンダー」が400円、「ダイダラザウルス」と「テクノスター」が500円、そして「オロチ」が800円。
これがオロチ、エキスポランドで最後に導入されたジェットコースターにして最も高額な乗り物。
座席はあっても床が無く、全行程足元ぶらぶらで乗るタイプ。
かっての風神雷神と同じく一階は土産物売り場になっている。
中央ゲートから真っすぐの正面階段。
木でちょっと見えにくいけど、高架の上を走っているのは園内を巡るミニモノレールのビスタライナー。
ビスタライナー乗り場の一階は飲食店や土産物屋だった。
従業員用の入口と警備員詰め所。
中央ゲート最寄りのトイレ前。徐々に薄暗くなってきた。
園内をぐるりと歩いてスタート地点に帰着。
時刻は午後4時半、そろそろ閉園だ。
「ご来園ありがとうございました」の文字が今日は物悲しく見える。
今まで何度通ったか分からないこの回転ドアも、これが本当に最後。
ゲートを出るとテレビカメラがいた。今日のニュースで使われるんだろう。
最後にもう一度振り返ると、来た時には大きくはためいていた旗も、終わりを告げるかのようにひっそりと項垂れていた。
さぁ、家に帰ろう。
この1年2ヶ月後の2009年2月9日にエキスポランドは閉園を決定。
跡地は現在、複合商業施設のエキスポシティになっている。
スポンサーリンク
人気の記事
- 1
-
世界の主要都市の緯度一覧!最高&最低気温もリスト化、比較してみた。
日本と世界、計150ヶ所超の緯度と気温をまとめて分かった意外な(?)傾向など。 ...
- 2
-
【自転車旅行の持ち物リスト】僕がヨーロッパ縦断した際の装備を公開します
このページでは、昨年僕がやった「自転車によるヨーロッパ縦断チャレンジ」の際の装備 ...
- 3
-
【狂犬病】ヨーロッパで犬に噛まれた体験談。ワクチンが無いので…
【海外事情】ヨーロッパで有料の救急車に乗った体験談。の続きです。 とりあえず噛ま ...
- 4
-
旅人には何故ビリーバーが多いのか?懐疑論者のすすめ。
「ビリーバー」って単語を知ってますか? 英語の Believe からきていて、簡 ...
- 5
-
日本一標高の高い村と町。ヨーロッパやアメリカ等の一番も調べてみた。
前の記事で比べた通り、標高の高い順となるとどうしてもチベットと南米勢で埋め尽くさ ...