【ロストバゲージ対応】空港での荷物紛失から戻るまでにやった事

      2018/05/29

ロストバゲージ 空港 荷物紛失 飛行機

これまで主に海外で、いろんな路線の飛行機に何度も乗ってきたつもりなんですが、今回初めてロストバゲージに遭いました。

ハワイの空港でいつまで経っても自分の荷物だけ出てこなかった時は途方に暮れもしたけれど、これも1つの経験。

失くなってから戻るまでに「したこと」、そして「すべきこと」を共有したいと思います。

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バゲージ・クレームで荷物が出てこない

初ロスト

事件が起こったのはアメリカ合衆国のハワイ州マウイ島。

ハワイアン航空でカフルイ空港に着いた僕は、預け入れ手荷物(受託手荷物)を受け取るため、いつものようにベルトコンベアが回るバゲージ・クレームに向かいました。

自分の乗ってきた便名が表示されているところで待っていると、次々荷物が流れてきては皆どんどん引き上げて去っていくのに、自分の荷物だけが一向に出てこない。

一通り全部出てくるまで待ってもやっぱり無いので、ついにここで人生初のロストバゲージに遭ったことを認めざるを得なくなりました。

 

近くにハワイアン航空の制服を着たスタッフがいたので荷物が無いことを伝えると、ベルトコンベアのすぐ傍にあるブースを指さして「そこで言ってほしい」と。

どうやらそこがハワイアン航空のバゲージクレーム受付ブースのようで、制服のスタッフが数人いてたくさんのスーツケースが置いてあります。

事情を伝えると、電話でどこかへ確認した後、今現在はまだどこに荷物があるか分からないと。

確認してホテルに届けるからと言われたので、その晩泊まる予定のホテル名そして住所を自分のスマホで調べて紛失証明書(PIR)に記入。レンタルwifi持ってきて良かった。

ホテル名はネット予約時の名前とグーグル検索して出てきた名前が微妙に違ったので一応併記します。

荷物の色や特徴を記入する欄は口頭で伝えたものをスタッフが書いてくれました。

そして完成した書類の控えを受け取りホテルへ。後は彼らを信じて待つしかない。

 

ホテルにて

英語でもだいたいのニュアンスは分かるけど、正確を期するならやはり母国語。ということで…

ホテル到着後、日本のハワイアン航空に電話して状況を説明。荷物がどこにあるか改めて確認し、その上でいつ頃こちらに届くのかを教えてほしいと折り返し連絡を依頼しました。

1時間ほど経って掛かってきた日本からの折り返しの電話によると、僕の荷物は無事見つかり、日付が変わる前後には委託先の業者の手でホテルに届けられる予定とのこと。

これでやっと一安心。

 

届かない

…が、深夜0時を過ぎても荷物が届く気配は無い。

ホテルのフロントまで届けるという話だったので無人のフロント(21時でクローズし、スタッフは帰宅)でひたすら待っていたが段々と不安になってきた。

そこへ巡回してきた夜間警備のおじさんが声をかけてきたので事情を話すと、「じゃあちょっと確認してやるよ」って感じでどこかへ電話。

そして分かったのは、荷物はすでに届けられてるってこと。

ただしこのホテルじゃあなく、全然違う名前の別のホテルに。

 

な、なんじゃそりゃぁ~~~ッ!!

 

ただこの警備員さんがメッチャ良い人で、「近くのホテルだから俺が取ってきてやるよ」と言うと車に乗って発進。10分ほどで荷物を持ってきてくれた。

ホテルの警備員さんには感謝しかない反面、ハワイアン航空の適当さにはガッカリ。間違いの無いようしっかり念押ししたのに。

この人が居なかったら一晩待ちぼうけだったよ?

 

ロストバゲージが判明したらすべきこと

ここからはロストバゲージした際に取るべき対応を順番に挙げていきます。ちなみに紛失ではなく破損の場合も、最後に作る書類の中身が違うだけでほぼ同じ流れです。

 

クレームタグの確認

まずはチェックインカウンターで預け入れ手荷物と引き換えにもらった、クレームタグ(Claim tag)というバーコードの付いたチケットを確認。そもそもこれが無いと預けたことの証明ができません。

 

受付ブースを探す

次にそのクレームタグと航空券を持って、受付ブースを探します。

普通は荷物を載せたベルトコンベアが回ってる場所(=バゲージクレーム)と同じエリアに航空会社のスタッフが常駐するブースがあります。

乗ってきた航空会社のスタッフを見付けたら預けた荷物が無いことを説明。見当たらなければその他の空港職員でも可。とりあえず誰か捕まえて聞いてみましょう。

 

PIRを作成

荷物が無いことが伝わると、手荷物紛失証明書=PIR(Property Irregularity Report)の作成に入ります。乗ってきた便名や荷物の特徴などを書かされるので必要事項を記入。

書類が出来上がったらそのコピーを控えとして受け取ります。

 

PIR 手荷物紛失届 航空

写真の用紙はハワイアン航空の紛失届。PIRではなくBIR(Baggage Irregularity Report)になってるけど意味は同じです。

 

日用品の補償

荷物が無いために追加で必要となる物、例えば下着や歯ブラシ、赤ちゃんが連れの人はオムツなど、航空会社によってはそれらの購入費用を一定の範囲内で負担してくれたり、現物支給してくれる場合もあります。

また海外旅行保険の種類によっては補償対象となる場合があるので、自分の保険をしっかり確認してみることをおすすめします。

 

荷物の配送

航空会社側のミスなので配送料などは不要。

後は荷物が届けられるのを待つことになりますが、届けてもらう先のホテル名や住所などは記入間違いが無いか必ず確認して下さい。

実際に僕のケースでは違うホテルに届けられています。

届かない場合に備えて、航空会社側の連絡先も必ず控えておきましょう。

ちなみに、ホテルの滞在日数が1日だけとかで荷物の配送が間に合わなそうな場合は、さらに先のホテルを送り先に指定することも可能です。

 

見つからない場合

最近のデータによれば、ロストバゲージとして届けられた荷物の約98%は見付かり、持ち主の元へ戻っています。

本当ごく稀に出てこないケースがありますが、その場合は破損や荷物の中の一部だけが無くなった場合(盗難?)と同じく金銭補償となります。

 

ロストバゲージしない為に

  • 荷物に分かりやすい目印を付ける
    スーツケースならステッカーを貼るとか持ち手にバンダナを巻くとか。目印は目立つ色やデザインかつ説明のしやすい物を。バックパックの場合も同じ。
  • ギリギリに乗らない
    チェックインが時間ギリギリになると、飛行機に荷物を積むのが間に合わないケースが稀にあります。
  • 行き先が変わる場合は特に注意
    飛行機が急遽欠航になったりして振替便に乗る時(実は今回のケースはこれ)は、チェックインカウンターで預けた時の行き先とは違う場所に向かうこともあるので、荷物だけ元々の行き先に届くことがあります。

ロストバゲージしてしまうと時間も手間も取られるので、出来る限り予防に努めて貴重な時間を削られないように。

楽しい旅にしましょう!

 

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