ポーランドからフェリーでスウェーデンへ!北欧バルト海を船で渡る。
2018/06/21
ポーランド⇔スウェーデン間を結ぶポルフェリーズ(Polferries)の船に乗ってきたので、船内設備その他の情報を共有します。
ポルフェリーズ
こんにちは、KOUです。自転車での欧州縦断の旅の最後にフェリーを利用しました。
今回乗ったのはポーランド北部の港町グダニスク(グダンスク=Gdunsk)からスウェーデンの首都ストックホルムまで…と言いたいところところだけど、ストックホルム行きはそもそも無いのでその約60km南にあるニーネスハムン(Nynashamn)まで19時間の航路。
事前にダイレクトフェリーで予約済みです。
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ニーネスハムン⇔ストックホルム間は一般旅行者の場合鉄道で。僕は自転車で向かいました。
航路
ポルフェリーズは現在3つの航路で運航しています。
グダニスク(Gdansk/ポーランド)⇔ニーネスハムン(Nynashamn/スウェーデン)
シフィノウイシチェ(Swinoujscie/ポーランド)⇔レネ(Ronne/デンマーク)
シフィノウイシチェ(Swinoujscie/ポーランド)⇔イースタッド(Ystad/スウェーデン)
グダニスクの街の郊外にあるフェリー乗り場。
アテネから80日間 4,000kmの旅の果てにやっとたどり着きました。
乗り物ナシなら写真の建物から2階通路を歩いて乗船するはずだけど、僕は自転車があるので建物には入らずに地上を写真右側へ進みます。
進んで行くと、車やトラックと一緒に乗る人用のゲートがあります。
ここでパスポート(一応国際線なので)と共に自分の名前や予約番号の表示されているスマホの画面を見せ、予約している旨を伝えて無事通過。
紙のチケットなどは不要(持ってないけど)でした。
これが今回乗るポルフェリーの船、かなりデカいです。1万トンクラスはありそう。
車やバイク、自転車など、乗り物と一緒に乗り込む場合は接岸しているフェリーに向かって左端から。
ザッと見た限り自転車と一緒に乗るのは僕一人だけ。
乗組員に誘導され、車がたくさん停まっているエリアの隅の方、壁に自転車を立てかけて盗難防止用のロックをします。
サイドバッグは自転車に取り付けたまま、必要最低限の荷物だけザックに入れて背負い、上の客席エリアへ。
想像していたよりも小綺麗な船内。
客室や指定席なしの一番安いチケットなので、適当に空いている席に座ります。
周りを見ると結構大きな荷物を持ってきている人も多く、中には寝袋を持っている人も。
一人旅だと荷物の管理が大変なんだけど、長旅で薄汚れたザックを漁られる可能性は低いと判断。席のキープも兼ねて置いたままデッキに上がってみました。
既に大勢の人が出航の時を待っている。
出航
午後6時の予定時刻をほぼ定刻通りに出発。
ここグダニスクからスウェーデンのニーネスハムンまで、バルト海を渡る19時間の船旅。
遠ざかる陸地ってなぜか意味も無く見つめたくなる。
夏だからなのかハーフパンツの男性が多い。
日が暮れるまでにはまだあるので、みんな思い思いに船上の時間を過ごしている。
デッキにはテーブルや椅子があって、ビールを飲んでいる人も多い。
同じくデッキ上にあるドリンクやフードの売店。よく売れてました。
売店メニュー
フルーツジュース 3.5PLN
紅茶 6PLN
コーヒー 8PLN
ファンタ、スプライト、コーラ 7PLN
レッドブル 10PLN
本日のスープ 9PLN
ピッツァ 14PLN
ソーセージグリル 18PLN
ビールは4種類で9.5~12PLN
メニューは一部を抜粋。ちなみに1PLN≒30円です。
ドーム屋根前の展望スペースから船尾側の眺め。
フェリー船内
続いて船内の様子。
ここはメインのラウンジスペースなんだけど、本当はもうちょっと暗いです。
左は軽食やドリンクを注文できるカウンターで、右はカジノのテーブル。
女性ディーラー相手に数人の男性が勝負していました。
大きな船なので船内にはディスコもあります。
節約モードだった僕は、船に乗る前に買っておいたパンとワインで軽い夕食を済ませ、人気が無くなってきた頃合いを見計らってラウンジ付近で就寝。
翌日
日付変わって早朝。
あまりリクライニングしない椅子で寝た人、床で寝た人、ソファを確保できた人、みんなそれぞれ。
僕自身は普段野宿でも慣れてるので床寝、余裕でした。
絨毯が敷かれてるので硬くないし。
日の出を見にデッキに出てみたらまだ誰もいなかった。
独り占めだ。
午前5時40分、8月のバルト海で見る日の出。
11時半を過ぎた頃。陸地がだいぶ近づいてきた。
ここはもうスウェーデン領。
ニーネスハムンはストックホルムの玄関港であり、ヨットマンの集まる港。
港へ向かうフェリーとは逆に、沖へ向かうたくさんのヨットとすれ違う。
今回は自転車での旅だったけど、いつか帆のある艇での旅もしてみたい。
さぁ、いよいよ到着。
ポーランドからの国際線だけど、スウェーデンも同じEUのシェンゲン圏内なので入国審査は特に無し。
ただし通貨はズウォティからクローナになります。
このニーネスハムンからはあの魔女の宅急便の街のモデルにもなったと言われるゴットランド島へのフェリーも。
ストックホルムへはここから鉄道とバスが走っています。
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