【種明かし】ドッキリさせちゃうぞGPで伊吹吾郎が見せた空中浮遊を考える

2017/08/05 2017/08/09

magician02

たまたま見ていたテレビで宙に浮くマジックを使ったドッキリというものをやっていたので、番組内では明かされなかったそのタネを考えてみました。

以下の結論でまず間違いないと思います！

宙に浮く伊吹吾郎

「芸能人が本気で考えた！ドッキリさせちゃうぞGP」という番組でやっていた仕掛けです。

寺田心くんという最近よく見る子役の少年が考えた「こんなドッキリがあったら面白いな」というアイデア（無茶振り）を、キラというマジシャンの人が実際に形にした、という設定です。

意味わからんwww#土曜プレミアム #ドッキリ #ドッキリさせちゃうぞGP #伊吹吾郎 pic.twitter.com/ifPPea4M3d

— けいたのテレビ実況 (@keita_jikkyo) 2017年8月5日

簡単に説明するとこんな感じで、特にネタばらしも無く番組は終了。

そのままではスッキリしなかったので、いったいどんなトリックを使ったのか考えてみることにしました。

こういう場合、まず怪しいのは足元です。

透明な箱の周囲に、普通の箱に見えるよう何か貼っていたのか？

吹っ飛んだのがその外側だけだとしたら、可能性はあります。

…が、箱全体が吹っ飛んでいるように見えたし、何よりターゲットが至近距離にいるので、いくら透明な箱だとしても光の屈折具合などの違和感からバレるはず。

じゃあ天井から極細ワイヤーで吊っていたのか？

箱が吹っ飛んだ後の足元が、かすかにブラブラと横揺れしていたのを僕は見ています。

これは上からの力で支えられていることを示しているように思いますが、仮にも成人男性が吊れる程のワイヤーで天井と繋がっていても、見えないもんなんでしょうか？

「いや、そもそもテレビなんだからターゲットも含めた仕込みでしょ！？」

なんて言われたら実際ほとんどの番組がそうなんだろうけど、それだと話が終わってしまうのでもうちょっと考えてみます。

番組内では３人のターゲットに向けて合計３回空中浮遊を披露したんですが、足元がかすかにブラブラする以外に身体はほとんど動かず、しっかり固定されているようでした。

そして不自然に感じたことといえば、ポスターを貼る作業をしている時に右手は大げさに動かすわりに、左手は正面にまっすぐ伸ばした状態で壁に付いたまま一切動いていなかったこと。

そこから考えるとあれは、動かなかった方の腕が固定されているはずです。

おそらく壁の裏側から延びている丈夫な棒状のものが、壁に付いている左腕の服の袖から水平に入り、脇で90°曲がって下へ。

そのまま股まで延びてまた90°曲がった先に腰掛けられる面があり身体を支えている、と考えるのが妥当な線だと思います。

海外の路上なんかでたまに見かけるやつなんですが、インド人修行者風のパフォーマーによる「細い杖の上に胡坐をかいて座る」系と同じ仕組みのトリックですね。

この記事を書きながら知り合いのセミプロマジシャンにも電話して聞いてみましたが、「身体を支えている位置が股なのかもしくは足の裏なのかは見てみないと分からんけど、考え方はそれで合ってるんちゃうかな」というコメントをもらいました。

はー、スッキリした！