【湯快リゾート】リニューアル後のホテル千畳に行ったので本音の口コミ。

      2019/02/07

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温泉とバイキングがセットでお得、そのコスパの良さで人気の湯快リゾート。

その中でも今年8月にリニューアル・オープンしたての南紀白浜「ホテル千畳」に行ってきたので、多数の写真と共に設備や実際の雰囲気などをリポートします。

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湯快リゾート・プレミアム

プレミアムとは

東は北陸・東海地方から西は九州北部まで、西日本を中心に29館(2018年12月現在)ある湯快リゾート。

そのうち3館だけが「湯快リゾート・プレミアム」として一段グレードの高い設備や食事などのサービスを提供しています。

それらはいずれも近畿エリアの和歌山県にある以下の3つ。

南紀白浜温泉:ホテル千畳
南紀白浜温泉:白浜彩朝楽
南紀勝浦温泉:越之湯

白浜に2館と那智勝浦に1館ですが、残念ながら勝浦の「越之湯」はリニューアル直後の8月5日に出火。大きな火事となり現在は閉館中になっています。

というわけで現在稼働しているのは白浜の「ホテル千畳」と「彩朝楽」の2つ。

今回はプレミアムとしてリニューアルオープンしたばかりのホテル千畳に行ってきました!

 

ホテル千畳の基本情報

チェックイン:15時以降なら即時、12時~15時は部屋の準備ができ次第。
チェックアウト:12時

夕食時は毎日まぐろの解体ショー有り。

カラオケを含む館内施設はチェックイン前もチェックイン後も、その当日なら利用OK。

wifiはもちろん、プレミアムの施設なので各部屋にタブレットもあり。

クレジットカードはVISA、JCB、AMEX、ダイナースが使えるが、2018年現在マスターカードは不可

 

バスでホテル千畳へ

大阪の天王寺から11時発の直行バス(往復3,500円税別)に乗車。

8割ほど埋まっている顔ぶれを見ると、60才代以上のリタイア組が過半数、その他大学生ぐらいの女子グループやカップル、子供連れのファミリーが数組ずつといった感じ。

乗車時間はおよそ2時間半。途中1回サービスエリアでの休憩を挟んで13時半ごろホテル千畳の目の前に到着した。

 

チェックイン

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ここホテル千畳は斜面に建っているので、正面玄関やロビーのあるこの階が二階。

車で行く場合はホテル入口に大きな案内看板あり。以前1つしか無かった駐車場は、リニューアル後3つ(合計約100台、予約不要)に増えています。

バスを降りて館内に入ると、待っていたホテルスタッフの女性から部屋のキーや案内のしおりを受け取って皆そのへんのソファに着席。その後簡単な注意事項を聞いてから各自それぞれの部屋へ。

 

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部屋の鍵に付いている白い小さなキーホルダー型チップ。

会計時に自動清算マシンを使う場合はこれをセンサーにかざすことで、どの部屋にどんなプランで泊まったのかを判別し、料金が計算されます。

 

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これがその自動精算機。フロントの左端に2台あるが、僕が行った時は1台が故障中。

清算する場合は、部屋のカギに付属している白くて小さなチップを、精算機の「TOUCH」と書いてあるところにかざします。

チェックアウト時間(12:00)の直前になると精算機前に行列ができるので、支払いは早めに済ませておくのが正解。もちろんクレカも使用可能。

 

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ホテル千畳は玄関入ってすぐの階が二階。リニューアル直後ということで、とても綺麗で明るい雰囲気。

館内は完全バリアフリーではないものの、段差は極力無くされている。(ただし各部屋内は多少の段差あり)

上の写真左側、人がいる辺りがフロントで玄関はその奥。突き当たりは靴を脱いで遊ぶ子供用のキッズエリアに。

右手は一面ガラス張りになっているので明るく、ガラス戸を開ければ木造りのテラスに出ることができる。

 

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ちなみにソファ横のサイドテーブルにはコンセントがあって、PCやスマホなどを充電しながら利用可能。

 

プール

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テラスにはテーブルと椅子が置いてあり、プールサイドにも階段で直接降りられます。

このプールは温度調整をした天然温泉のプールなので、冬でも温かく一年中利用が可能。(利用時間は9時~21時)

浮輪などのレンタルやドリンクの販売などもあり、日没以降はライトアップされる。

 

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テラスを別角度から写すとこんな感じ。

 

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テラスには足湯もあってのんびり出来ます。

ドリンクでも飲みながら外の風に当たりたい時なんかに最適。

 

レンタル浴衣と客室

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二階フロントの左隣りには、無料で借りられる浴衣コーナーが。特にスタッフは居ないので、自由に取っていくスタイル。

幼児用から大人用の特大まで各サイズ有り。

 

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「スタンダード」なプランだったんで、部屋はいたって普通の和室。

布団がはじめから敷かれており、その奥に座卓と座布団があって、窓際には椅子と小さなテーブルがある。

配慮を感じたのは布団の下に分厚いマットレスが敷かれている点。その厚みの分だけ畳からの高さが生まれているので、足腰に自信の無いお年寄りでも立ち上がりやすくなっている。

部屋からの眺めは道路側だとあまりパッとしないが、プールや海側だと結構良さげ。

 

土産売場と漫画コーナー

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館内にはいたる所にこういったチェアやソファなど座れるスペースがある。

 

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同じく二階。左側が各種お土産などを扱うショップで、右側が漫画&無料PCのコーナー。

往路のバスは8割がた埋まっていたはずなのに、館内を歩いてみた感じでは意外と人が少ない。

 

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食べ物系や小物系など各種お土産に加え、白浜の地ビールや普通の缶チューハイなんかも置いてあるショップは8時~21時まで。

 

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こちらの漫画コーナーは24時間利用可能。

シンプルなサイドテーブルの付いたベンチソファ席と窓際のカウンター席があり、壁際に置いてあるパソコン4台も無料で利用可能。

リニューアルオープンしただけあって漫画のラインナップも充実。空間としてもすごく居心地が良いので、僕は未読だったジョジョ第7部をひたすら読んでました。

 

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漫画コーナーの窓からの眺めも良い感じ。

 

キッズスペース

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ホテルの正面入口から入って左側は本格的なキッズスペース。

青と白のボールのプールやトランポリン、チューブ型のすべり台なんかが一体になっていて、自分が小学生の頃ならわくわくしそうなアガる造り。

 

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奥の壁には最近流行りのボルタリング用ウォールまで。

このキッズスペースの隣りには、幼児用ドリンクの自販機とロッカールームもあり。

 

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一階にはより小さな幼児向けのキッズスペースも。

 

休憩所とゲームコーナー

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同じく一階。温泉への通路の手前には、マッサージチェアやベッドが無料で体験できる休憩所や、有料のマッサージサロンもあり。

 

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マッサージチェアの隣りはゲームコーナー。マシンの種類は多くなく、エアホッケーやワニワニパニック、太鼓の達人など。

 

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卓球スペース。台は3つほどあって一組30分まで利用可。

 

カラオケ、他

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経営が同じ会社なので館内にもジャンカラが。しかも19時までは無料!

部屋は10室あって、無料時間帯の利用は90分まで

利用する際は卓球、カラオケ共に、まずは上の写真にあるエントリーシートに希望する時間帯を記入。その後記入した時間になったら利用できるシステム。

 

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正面玄関を出て右側には、海から帰ってきた時のための足洗い場もあり。

 

温泉

ホテル千畳の温泉は、大浴場「千寿の湯」露天風呂「黒潮の湯」の2つ。どちらもロビーの階より1つ下の一階にあります。

どちらも清掃タイム(11時~15時と深夜1時~2時)以外は24時間利用可能。ただしサウナは夜間(22時~6時)利用不可。

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(中性等張性高温泉)

 

車椅子での移動が比較的しやすいホテル千畳において、両温泉への移動だけは階段しかないので困難。介助が必要な人は手前に用意されている「サポートコール」と書かれたインターホンを押して、スタッフを呼べるようになっています。

 

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サポートコールが使えるのは9時~21時まで。

 

千寿の湯

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千寿の湯へと続く下り階段。

ポタポタと垂れる天井からの雨漏りは、リニューアル以前からまだ直ってないらしい。

 

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岩の洞窟のような通路を歩いて向かう。

脱衣所には貴重品ボックス、そして座ってドライヤーが使えるスペースあり。自由に使えるタオルも置いてあるので、持ってくるのを忘れても大丈夫。

こちらの千寿の湯には湯船が2つあり、1つが洗い場の横にある屋内風呂で、もう1つが半露天の海が見えるお風呂。石であつらえた空間は外気に直接当たるので気持ちが良く、露天「黒潮の湯」の更衣室小屋の奥に海が見える。

もちろん平日だからってのも大きいだろうけど、夕食前に来たこの大浴場は先客が2人ほど。僕が身体を洗い終える頃には誰も居なくなっていて、海の見える半露天をのんびり独占することができた。

 

露天 黒潮の湯

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ホテルの外階段を下りて木製通路を歩いていくと、その突き当たりにあるのが更衣室用の小屋と露天風呂「黒潮の湯」。以前、紅麗の湯という名称だった時は写真の屋根付き通路は無かったようだけど、リニューアルして利便性UP。

石造りの露天で解放感があって気持ち良い代わりにシャワーなどの洗い場は無し。

千寿の湯よりも海に近いから波打ち際が見えるんだけど、この前の台風の影響なのか割れたり折れたりした状態の木が打ち寄せていて見栄えが良くなかったのは残念。

ビュー的にはむしろ千寿の湯の方が良かったかも。

脱衣所には小さな貴重品ボックスあり。あとは鏡が一枚にドライヤーが1つ。小さな扇風機が1つ。椅子は無いのでドライヤーを使うなら中腰で。

湯船の脇にビーチチェアが2つ置いてあるので、湯上がりに空を見ながら少しゆっくりするのは最高に気持ちよさげ。

 

夕食・朝食バイキング

通常朝食は7時~10時、夕食は17時~21時半。

平日のせいか館内も大浴場も人が少ないなと思っていたけど、食事時のレストランだけはやはり混雑。

なるべく早めに行きましょう。

 

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食事は大浴場や露天風呂と同じ一階にあるレストラン「ホワイトビーチ」で。

バイキング形式で和洋の種類豊富なメニューが食べ放題。

座席は写真の入口から入ってすぐのところ以外にも、奥に何ヶ所かあるので好きなところを選ぼう。

 

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お造り、天ぷら、フライ、牛ステーキにピッツァ、茶碗蒸しにサラダ用の野菜各種などなど、和洋どちらも食べきれない種類の皿が並ぶ。

すべてのテーブルにはコンロが置かれているので、海老やホタテ、サザエなどの海鮮を目の前で焼くことができます。

 

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そして名物、毎日行われるマグロ解体ショー!!

スタッフの「今から始めます!」の声で皆がいっせいに注目する。作業場の前にお客さんが集まると解体スタート。この日の鮪はおよそ20kgほど。

 

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実際に捌く人と隣りで太鼓を叩く人。「サァ!サァ!」という掛け声と共にお客も一体になって盛り上がる。

 

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長包丁を使って部位ごとに切り分けていく。

捌き終わるとまずは「中落ち」部分がその場で出され、集まっていた観客は順番にスプーンでそれをすくい取る。

 

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「和歌山ラーメン」で一番有名な井出商店監修のラーメンもあります。

 

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スイーツコーナーにはフルーツやミニケーキなどが。

ベリー系をいくつも載せたケーキを食べてみたけど、ちゃんと美味しいケーキ屋のレベル。

 

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女子はきっとテンション上がるであろう、チョコレートファウンテン!

その他アイスクリームや、自分で好きなだけ巻けるソフトクリームのマシンなんかも有り。

 

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有料アルコールドリンクのコーナー。

大手メーカーのビール(生中600円)や焼酎(500円)、赤白ワイン(500円~)にウイスキー(500円~)などの他、紀州名産の南高梅を使った梅酒(500円)や柚子酒(500円)、また白浜の地ビール・ナギサビールのペールエール(700円)が樽生で飲むことができる。(カッコ内は単品料金)

日本酒や焼酎に関しても、潮岬やさいかのさと、紀の国黒潮15年貯蔵など地元産の物が置いてあるのが嬉しいところ。

税別2,000円で90分飲み放題(飲み放題メニュー)もあり。ちなみにメール会員になっていれば200円引きです。

また、普通はグループ全員でないと受け付けてもらえない飲み放題が、ここホテル千畳では希望者だけの申し込みも可能。

 

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中庭の温泉プールが見える窓際席は、横並びに座れてカップルにもおすすめ。

テーブルごとに「空席」か「利用中」かを知らせるカードが置いてあるので、空いている席を見つけたらカードを裏返し「利用中」にしてから料理を取りに行こう。

 

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レストラン入口から見て一番奥の右側にも座席がある。ウッディーな落ち着いた雰囲気で人も少なめなのでファミリーにおすすめ。

 

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朝食バイキングだってもちろん和洋あって、夕食とは違うメニューがたくさん。

 

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特に干物バーは必見。

のどぐろ、カレイ、鯵の干物に鮭の西京味噌焼き、サンマの桜干しなどをテーブルの網に載せ、その場で炙って食べられるなんて贅沢だ。

 

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種類がたくさんあるのでついつい食べ過ぎる。

朝食(7時~10時)の終わり時間ギリギリまで食べていたら昼も全然お腹が空かなかった。

 

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乳幼児用の離乳食コーナーも発見。こんなものまであるとは。

小さな子供がいるファミリーもこれなら安心。

 

料金

湯快リゾートの料金は「大人(中学生以上)」「小学生」「幼児」の3つに分かれています。(3才未満は無料)

大人料金は曜日や時期によって変動するけれど、小学生や幼児の料金は変動しないのが特徴。

通常の湯快リゾートは一泊二食付きで日曜~金曜は7,500円(小学生6,600円、幼児3,800円)、土曜は8,500円。(GWや年末年始など繁忙期はプラス料金あり)

それに対してプレミアムは日曜~金曜が9,500円で土曜は10,500円。

2千円高くなる代わりに、設備や食事のグレードがUPしているので満足度も高くなります。

ホテル検索サイトからネット予約する場合は同一ホテルでもサイトによって提示される料金が違うのが当たり前なので、料金比較ができるトリバゴなどでまとめて比べるのが便利。

 

アクセス

住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1680-1
電話番号:0739-43-2468

 

直行バス

ホテル千畳行き直通バスの発着地は「新大阪、天王寺、京都、神戸」の4ヶ所。料金は片道1,750円、往復3,500円。(共に税別)

新大阪:JR新大阪駅の1F駐車場。
天王寺:JR天王寺駅そばにある天王寺公園。その出入口ゲートの左側、観光バス駐車場。
京都:JR京都駅の八条口。
神戸:JR三ノ宮駅、または阪急神戸三宮駅を出てフラワーロードを西へ。神戸市役所の隣にある東遊園地前。

乗車時間は大阪からだとおよそ2時間半~3時間半(新大阪より天王寺からの方が乗車時間が1時間短い)

※直行バスの時間などは2019年4月以降変わる可能性あり。

 

大阪または京都からなら阪和自動車道を通り「南紀白浜IC」で降りる。

ホテル千畳には駐車場が3つあり、計100台ほど駐車可能。正面入口に場所を知らせる看板が置かれてます。

 

公共交通機関

JR白浜駅(JR大阪からなら特急で約2時間半、片道5千円前後)より路線バスで約15分。最寄りのバス停は「千畳口」(ホテル千畳から徒歩30秒)。

JR白浜駅からは「白浜温泉旅館協同組合」が運行する無料バス「南紀白浜温泉シャトルバス 午後便」もあるが、13:50、15:00、16:00、17:00の一日4便。予約は無しで先着順。

ホテルからJR白浜駅へも同じく組合の無料バス「南紀白浜温泉シャトルバス 朝便」があるが、9:00と10:30の一日2便で、こちらは完全予約制。

当日の朝7:30までに宿泊しているホテルのフロントに申し込みが必要で、満席になり次第締め切り。

このシャトルバスは昔の汽車を模した可愛いデザインの車体だけど、便数が少ないので注意。乗れない場合は素直にタクシーでどうぞ。

 

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