2017年現在、海外旅行でベストなお金の持ち方を考える
ハワイ、バンコク、パリ、台北。どこに行くにしても必要なのがお金ですが、その現地への持っていき方によって得だったり損だったりするのは知っていますか?
このページでは、それぞれの方法を比較してベストな手段を考えてみます。
海外でベストなお金の持ち方とは?
皆さんは海外に行く際、どういった形でお金を持っていきますか?
2000年代前半くらいまでは盗難対策として空港でトラベラーズチェックを作り、それを持って行っていた人も多いかと思いますが、その後徐々に利用者が減った結果、2014年3月31日に日本国内最後のT/C発行業者だったアメックスが撤退したので、現在その選択肢は無くなっています。
トラベラーズチェックとは旅行用小切手のことで、これを発行することで旅先で多額の現金を持ち歩かなくても済むようになっている。T/Cとも表記される。
盗難や紛失の際に再発行が受けられるのが特徴で、換金時には発行時にあらかじめしておいたサインと同じサインが求められる。
現金で持って行った場合
この場合、日本円のままでは使えないのでどこかで両替する必要が出てくるわけですが、大きく分けると日本国内で両替して行くのか、または渡航先の国に着いてから両替するのかの2パターンあります。
レートは両替する場所によっても違いますし、同じ場所でも日によって違うのはもちろんですが、一般的に「アメリカドルやユーロなどの日本円よりも強い通貨」の場合は日本国内で両替する方が良いですし、「その他の日本円よりも強くない通貨」の場合はその現地で替えた方がお得になります。
- 米ドル、ユーロ → 日本で両替すべき
- その他の通貨 → 現地で両替すべき
要するに、通貨の強い国で弱い国の(マイナーな)通貨を両替すると損をするっていうことですね。
現金はどこででも使えるし小額にも対応できるし使い勝手は当然一番良いんですが、失くした時の補償が何もないという大きなリスクがあります。
あと現地通貨に両替した後、余ったからといって再両替すると、また手数料が掛かってしまうのも痛いです。
クレジットカードの場合
なので現在は現金を最低限にして、クレジットカードを持っていく人が非常に多いです。
クレジットカードならそもそもの支払いをカード払いにすれば現金は不要ですし、おまけにポイントまで貯まります。
もちろん現金払いしか対応していない個人店などもあるので、あらかじめATMに行ってクレジットカードでキャッシング。
そうすればATMから現地通貨でお金が出てくるので、両替の必要もありません。
それにキャッシングの方が両替するよりも率が良いことが多いです。
キャッシングした分は翌月口座から自動的に落ちるので、これも特に手間が掛かりません。
クレジットカードは種類があり過ぎて選びにくいかもしれませんが、世界数十ヶ国を旅した僕の結論としては、トップクラスに手厚い海外旅行保険が付いている【エポスカード】がイチオシです。
国際キャッシュカードの場合
国際キャッシュカードとは、銀行のキャッシュカードが海外でも使えるようになったもので、口座に入っている以上のお金は使えないところに安心感があります。
どこの銀行でも取り扱いのあるものではないので、国際キャッシュカードを発行している銀行から選ぶことになります。
クレジットカードのキャッシングと違い利息は掛かりませんが、手数料が高いので正直あまりおすすめは出来ません。
- SMBC信託銀行(元シティバンク):手数料3%
- 新生銀行:手数料4%
結論
結局どうするのがお得なのかですが……
- クレジットカードで支払い出来るところは全てクレジットカードで払う。
- 現地ATMで多少は現金も引き出しておいて、カードの使えない店やチップなどにはこれを使う。
シンプルにこれが一番です。
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