評判の良いエポスカードの海外旅行保険。実際に補償を受けてみた!
2017/12/22
クレジットカードといえば海外旅行に行く際の必須アイテムの1つですが、どのカードを選ぶかによってそれぞれメリットが違ってきます。
そして数あるクレジットカードの中でも、海外旅行用に僕が一番おすすめ出来るクレジットカードがエポスカードなんですが、昨年改めてそのメリットを実感する出来事があったので、そのレビューをお届けします。
まずはEPOS(エポス)カードの紹介から
エポスカードは百貨店のマルイ(丸井)が発行するクレジットカード。
このカードでは、年4回全国のマルイとモディ(MODI)で実施される「マルコとマルオの7日間」というキャンペーン期間に10%の割引を受けられたりもするんですが、それは特典のほんの一部。
ではいったいどこが「海外を旅する人にとってお得なカード」なのか、以下にざっとそのメリットを並べてみました。
年会費無料
エポスカードは年会費が永久無料です。
年会費無料のカード自体はたくさんありますが、以下に書くこれだけの条件がそろっていて無料というのはめったにありません。
即日発効できる
マルイの店舗などにあるブースに行けば、即日、つまりその場でエポスカードを発行することが出来ます。
クレジットカードの申し込みから発行までは1,2週間程度かかるのが一般的ですが、海外への出発日が迫っている時でもこれなら間に合います。
選べるカードフェイス
これは海外旅行とは特に関係ないんですが、発行料500円で動物、花、富士山、イラスト、アニマル柄など、76種類(2017年7月現在)の中から好きなカードフェイスを選ぶことが出来ます。
最初の500円以外に費用は掛からないですし、気に入ったフェイスだとより愛着が湧きます。
もちろんノーマルタイプなら発行無料です。
海外旅行傷害保険が自動付帯
年会費永久無料にも関わらず、エポスカードには海外旅行傷害保険が「自動」で付きます。
死亡・後遺障害はもちろん、海外旅行中に万が一があった際に一番重要となってくる「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の補償額が、無料カードとしては業界トップクラスに手厚くなっています。
保の種類 | 金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 500万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
賠償責任 | 2000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円 |
ゴールドカードでもこれ以下の補償しかないカードがいくつもある中、これはエポスカード最大のメリットです。
キャッシュレス診療
読んで字のごとく、現金が無くても診療を受けることが出来るサービスです。
エポスカードでは海外旅行中に病気や事故、怪我などに見舞われた時のための「緊急医療アシスタントサービス」というものがあって、その窓口に電話すれば日本語で対応してもらえるので現地語が分からなくても大丈夫。
キャッシュレス診療はその一環で、手持ちの現金が無くても治療が受けられる病院を手配してくれます。
キャッシングの前倒し返済が可能
以前は海外へ行くと両替屋で現地通貨に両替をするのが当たり前でしたが、今は現地のATMからキャッシングで引き出す方がお得になる場合がほとんど。
そしてエポスカードはキャッシングのATM手数料が無料です。
また、利息は一日ごとの日割り計算になるので一日でも早く返した方がお得になりますが、エポスカードはネット上でも返済が可能。一度やり方を覚えてしまえば、ATMまで行く手間もなくて簡単です。
他の方法としては、カスタマーセンターに電話をしてスタッフに「繰り上げ返済したいんですが」と伝えると、その場で利息と返済すべき残金の合計を教えてくれます。その後、銀行ATMなどから振り込めばOK。
予定の期日より早く前倒しで返すことで、利息の発生を最低限に抑えることが出来ます。
不正利用補償
カードの盗難、紛失時にはすぐにセンターまで連絡して下さい。
連絡日からさかのぼって「61日前」以降の不正使用による損害が全額補償されます。
実際に補償を受けてみました
人生で初めて犬に噛まれる
僕は「ヨーロッパを南から北まで自転車で縦断する」というチャレンジをやっていた時にハンガリーで犬に噛まれ、救急車に乗って病院まで運ばれたんですが、その治療の際に実際にカード付帯の保険が役立ちました。
不幸中の幸いか噛んだ犬には飼い主がいて、その飼い主に払ってもらったので運ばれた病院での費用に関して僕に支払いの必要は無し。
ただし今後この件に関して、何かしら付随する支払いが必要になることは想定できたので、エポスカードのカスタマーセンターに電話して事故の状況は説明しておきました。
補償を受けようとする場合、<その事故の発生日から30日以内>に報告しておかなければならないからです。
そして次の国へ
その後は自転車で北上を続けながら何度か行く先々の国で病院に立ち寄り、抜糸をしてもらったり傷の経過を診てもらったりしています。
すると当然そこでは費用を支払う状況が発生。
この時はキャッシュレス診療のことをふと忘れていたので自分で支払ってしまいましたが、緊急医療アシスタントサービスに電話していればその場の支払い無しで診察を受けられる病院を手配してもらえたはずなので、次同じような機会があれば是非電話してみようかと思います。
帰国後
ここから先は無事4,000kmを走り切って帰国した後の話。
まず僕は傷そのものの経過を診てもらうために外科に行きました。
結果、傷痕はまだ大きく残っているものの、「特別な問題は無し」とのこと。
それと同時に狂犬病のワクチンを打つため、厚生労働省のホームページで調べて、ワクチン取り扱のある最寄りの医療機関へ向かいました。
狂犬病は発症したら致死率がほぼ100%なので、本来は噛まれたら即ワクチンを打ちます。
僕のケースでは犬を先に検査し、狂犬病ではないと確認できていたので帰国後に打ちましたが、これはかなりイレギュラー。もし噛まれた場合は絶対に即ワクチンを打ってもらいましょう。
狂犬病のワクチンというのは一度打つだけでは意味が無く、決まった間隔を空けて何度も通う必要があります。
僕は2ヶ月弱かけて5回ほど通い、無事終了。
そして全部終わったところで改めて、エポスカード海外旅行保険事故受付センターに電話をしました。
女性のオペレーターが受けてくれて、事故の起きた日付や状況などを確認していきます。
後日用紙が届くので、そこに事故の時の状況や支払った費用その他の必要事項を記入し、現地医師の診断書などの必要書類を付けて返送します。
記入内容に不明点などがあれば担当者から電話があり確認。
その後郵送で「いくら振り込みます」という書面が届き、実際の振り込みをもって完了となります。
実際の補償内容
- 事故後に抜糸や経過の確認で訪れた各国の病院の診療費
- 上記病院までの交通費
- 帰国後に受診した外科の診療費
- 同じく帰国後のワクチン接種費用
- 帰国後に行った病院までの交通費
実際に返ってきた費用はこの通り。
帰国後に通った病院での費用や、そこまでの交通費もちゃんと戻ってきたので、トータル自己負担はゼロ。
年会費無料でここまでしてもらってイイの!?と思うほど非常に助かりました。
今回の僕のケースでは、最初の病院での支払いがすべて相手方持ちのためにそこまで費用はかかりませんでしたが、国や状況によっては莫大な金額になり得るのが海外の医療です。
エポスカードは海外で治療を受ける際に一番重要視すべき「傷害治療費用」と「疾病治療費用」がそれぞれ200万円と270万円と業界トップクラスでしかも「自動付帯」。
もちろん、それ以上の医療費がかかるケースもあるのでこれ一枚だけで完璧とは言いませんが、クレジットカード付帯のこれら傷害保険の治療費用は、複数のカードを持っている場合その合計金額まで支払われるので、カードを「最低3枚」は作ってなるべくその金額を積み上げておいた方がより確実に手厚い補償が受けられます。
僕は他の作業に追われてカードの申し込みをうっかり忘れていたんですが、エポスカードは出発の数日前でも作って受け取ることが出来ました。これは「最短即日発行」のカードだからこそ。
海外旅行は保険が自動付帯のカードと一緒に行きましょう。
公式サイトで詳しい内容を確認できます。【エポスカード】
スポンサーリンク
人気の記事
- 1
-
世界の主要都市の緯度一覧!最高&最低気温もリスト化、比較してみた。
日本と世界、計150ヶ所超の緯度と気温をまとめて分かった意外な(?)傾向など。 ...
- 2
-
【自転車旅行の持ち物リスト】僕がヨーロッパ縦断した際の装備を公開します
このページでは、昨年僕がやった「自転車によるヨーロッパ縦断チャレンジ」の際の装備 ...
- 3
-
【狂犬病】ヨーロッパで犬に噛まれた体験談。ワクチンが無いので…
【海外事情】ヨーロッパで有料の救急車に乗った体験談。の続きです。 とりあえず噛ま ...
- 4
-
旅人には何故ビリーバーが多いのか?懐疑論者のすすめ。
「ビリーバー」って単語を知ってますか? 英語の Believe からきていて、簡 ...
- 5
-
日本一標高の高い村と町。ヨーロッパやアメリカ等の一番も調べてみた。
前の記事で比べた通り、標高の高い順となるとどうしてもチベットと南米勢で埋め尽くさ ...