【賃貸DIY】狭い玄関でも!スリムなシューズラック(靴箱)の作り方。
2019/05/15
ウチは賃貸なんですが、玄関に靴箱がないのでラブリコと2x4材で収納を自作してみました。
材料や手順などを共有するので誰かの参考になれば。今回けっこう簡単です。
材料
- ラブリコ×2つ
- ラック用の溝入り2x4材×2本
- 合板(厚さ5.5×縦900×横900)
- ワトコオイル(エボニー)
ラブリコは2x4材の上下に嵌めて使用するDIY用のつっぱり式アジャスター。
靴の種類に合わせて棚の高さを変えられるように、2x4材は最初から溝が切ってあるものをホームセンターで購入しました。
一本約2,000円と正直高いですが、自分で溝を切るにはルーターやトリマーなど専用の電動工具と手間が必要になってくるので今回は既製品を使用。
これなら簡単なのでDIYが得意じゃない人、女子でも作れます。
作成手順
木材の調達
まずはホームセンターコーナンに行き「フリーラックポール」という名称の、ラック用に溝が掘られた2×4材を2本入手。
普通の2×4材なら400円弱なんだけど、これは約5倍の1880円(税別)。正直言って結構お高いです。
それでも自分で溝切ることを考えたらお手軽なので仕方ない。
ホムセンでよくある軽トラの無料レンタルサービス(要自動車免許)を使って自宅まで運びます。
オイル塗布
等間隔で溝が彫られ、その溝には木ネジ用の穴も2つずつ開けられています。
白塗りのやつも同価格であったけれど、僕が買ったのは色の塗られていない方。
溝の深さはおよそ15mm程。幅は厚さ18mmの板がピッタリ入るぐらい。
普通の2×4材は一本の木から切り出されているんで木目も繋がってますが、このラック用の溝入り2×4材は何本もの木を接いで一本の棒状にしているので、木目で境目がハッキリと分かります。
この木材を本来ならまずはヤスリ掛けしていくんだけれど、時間の関係で今回は省略。いきなりオイルを塗っていきます。
ただしヤスリ掛けするとしないとでは手触りがまっったく違うので、ツルツル気持ちよい出触りにしたい場合は手間を惜しまずヤスリ掛けしましょう。
一般的なペラっとした紙ヤスリよりも、ダイソーなどでも売っているスポンジ状のヤスリの方が使いやすくておすすめ。
全体に軽く擦ってやるだけでツルツルになります。
そしてオイルを塗る際に僕が使うのは刷毛ではなくスポンジ。
刷毛よりも薄く均一に塗れる上に安いから使い捨てOK。これも百均で買いました。
バケツ代わりに使うのは、スーパーでよくプチトマトとかきのこ類なんかが入れられてるプラスチック製のちょい深めのトレー。
オイルの付いたものを洗うのは手間なんで僕は毎回使い捨て。
以前はカップ麺の容器を使ってましたが、残留スープがこびり付いてたりするんで、野菜系の容器に落ち着きました。
ちなみに今回色を付けるために塗ったのは定番中の定番、このワトコオイルのエボニー。
僕は他にミディアムウォルナットも持っています。何色かある方が使い分けできて便利なんですよね。
リンク先から他のカラーも探せます。全8色。
木材を寝かし、下に新聞またはシートなどを敷いて、オイルが垂れないように注意しながら薄く塗っていきます。
凹部分は予想以上の塗りにくさ。そのままだとスポンジが入らなかったので、小さくちぎったスポンジをオイルに浸して塗りました。
オイルが手にも付いたけど何とか完了。直で持たずに割り箸で挟めばよかった…。
塗ったらしばらく乾燥させます。
今回はこの側面部分を棚の正面として使います。
今回は裏も含めて全面塗装。
できたら丸一日置いて乾燥させます。
柱に棚板を乗せる
完全に乾いた後、棚を組み上げていきます。
まずはオイルを塗った2×4材の上下につっぱり式アジャスターを取り付け、写真の角度で向かい合わせに2本立たせます。
他のサイトなんかを見てると2×4材の「幅の広い面」を壁面にピタッと付ける(上の写真とは90°異なる)ようにして柱を立て、その2×4材に棚柱と棚板を取り付けるやり方が多いけれど、それだと2×4材の厚み(38mm)+アルファの分だけ壁から隙間ができることになります。
狭い玄関の場合、そのわずか50~60mmほどでもスリムであってくれた方がありがたいので、今回は向かい合わせにした2×4材で棚板を挟む形式に。
今回2×4材の上下に取り付けたつっぱり式アジャスターはこのラブリコ。
似た商品にディアウォールがあるけれど、ラブリコの方がつっぱり力が強いので最近はこっちを多用してます。
ラブリコを初めて使う人はこの記事を参考にどうぞ。
【DIY】賃貸で板壁を自作する。ラブリコ2×4アジャスターの使い方。
続いて厚さ5.5mmの合板をカットして作った棚板を合わせます。
とは言っても、この柱の溝は18mmの厚さの板に対応しているのでスカスカ。
このままだと斜めに傾いてしまうので…後でちょっと小細工します。
最初から柱の溝のサイズに合った厚みの棚板を使えばそもそも小細工は要らないんだけど、万が一地震で倒れた時のことを考えて少しでも全体重量を軽くしておきたいので。
当たり前だけど厚さ5.5mmと18mmじゃ板の重さが全然違う上に値段だって高くなる。
角を取る&小細工
棚板の角が尖っていると危ないので先にカット。
薄いのでハンドソーで余裕です。
カットできたらヤスリをかけて滑らかに。
角を取るとこんな感じです。
そして…
さっき言ってた小細工がこれ。
厚さ12mmの板をカットしたもの。これを…
こうやって溝の隙間に挟むことでピッタリに。
これでもう傾きません。
こだわる人はこの木片にも2×4材と同じオイルを塗れば色も同化。
僕は下に靴以外の物を置きたいのであえて空けてあるけれど、もちろん上から下まで全部棚板を並べてもOK。
収納する靴に合わせて自在に高さも変えられるので、空間を無駄なく使えるのがこのラックの良いところ。
棚板の奥行きは240mmにしました。
そのままだと踵がはみ出してしまうけど、
こうやって斜めに置けば、男物の靴だってちゃんと入ります。
棚板の奥行きを短めにすることで全体的にスリムなシューズラックになりました。
もちろんこの辺りはお好みなので、自分に合ったサイズで作って下さい。
下2枚の棚板だけ奥行きを260mmにしたバージョン。
スリム感はほぼ変わらないけれど、この20mmで大きめの靴も置きやすくなりました。
百均で買ったアンティーク色のフック。
こういった物を取り付けることで、ちょっとした小物などを引っかけることが出来るようにもなります。
まとめ
今回作成したラック、全体の幅は700mm程。棚板の厚みは5.5mmで問題ないんですが、多少たわみます。
たわまないようにしたければ(この幅の場合)厚み9mm以上の板を使えばOK。
制作費は…
ラック用2×4材が2本(4,000円)、ラブリコが2つ(1900円)、棚板に使った合板(800円)とワトコオイル(2,600円)を合計して、税込みでおよそ9300円。
改めて計算すると結構いい値段かかってますね。
ただワトコオイルはたっぷり1リットル缶の値段なんで、一度買っておけば今後も活躍します。
合板もホームセンターによってはカットして余った端材を安い値段で売ってたりするので、それを買えばさらに節約が可能。
何より自分の家にピッタリ合ったサイズで作れるのがDIYのメリットです。
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