【欧州自転車編01】自転車で東欧を縦断し、アテネからバルト海を目指す

      2017/08/23

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ギリシャの首都であるアテネはヨーロッパのほぼ最南端に位置しています。

そこからヨーロッパ東部を縦断するように北上し、スウェーデンやデンマークなどの北欧諸国やバルト三国などに囲まれた海、「バルト海」を目指すのが今回のプラン。

ゴールはそのバルト海に面した街、ポーランドのグダニスクとしました。

前回南米パタゴニアではすべて徒歩にこだわったけれど、今回はすべて自転車で走る計画です。

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東ヨーロッパ縦断自転車チャレンジ

今回の挑戦は南米パタゴニア、東ヨーロッパ、アラスカ、オーストラリアの各地をそれぞれ異なる手段で踏破する4チャレンジの第二弾。

以下にルートその他の概要をまとめてみました。

 

予定ルート

実際現地の道がどうなっているのか分からないので予定通り行けるかどうかは不確定ですが、せっかく欧州を縦断するなら出来るだけ沢山の国に寄りたいということで、以下の国を通るルートを考えました。

「ギリシャ」→「マケドニア」→「アルバニア」→「モンテネグロ」→「ボスニア・ヘルツェゴビナ」→「クロアチア」→「スロベニア」→「ハンガリー」→「オーストリア」→「スロバキア」→「チェコ」→「ポーランド」

全長およそ3,000km(実際走ったら4,000km+αでした)の行程。

 

期間

チャレンジ第三弾のアラスカ行きのことを考えると7月中には一度帰国しないといけないということもあり、使える日数は40日ぐらい。

3,000kmは一日あたり100km走れば30日の距離だが、毎日ずっと走る場合の疲労の蓄積も考慮して一日70kmとするなら40日で2,800km。

結構ギリギリな気もするが、練習がてら行った淡路島一周の際には一日で145km走ったわけだし何とかなるだろうと(この時は)判断。

 

航空券

今回は到着地と出国地が違うのでオープンジョーのチケットを探す。

まず関空からアテネ(ギリシャ)、グダニスク(ポーランド)から関空で調べてみたが、往路はともかく復路の便が無い。次に復路の出国地をポーランドの首都であるワルシャワに変更して調べたところ、これなら便があるらしい。

ただこれはワルシャワ発だけでなく、選択肢にあるいくつかの他の街からでも同じ料金で関空まで飛べるチケット。

グダニスクからワルシャワまで数百kmを戻るならいっそ…

といろいろ考えた結果、グダニスクからフェリーでバルト海を渡り、スウェーデンへ。

そしてフェリーが着くニーネスハムンという町から北に60km程また自転車で走り、首都ストックホルムから帰国することにしました。

 

自転車

今回のチャレンジの脚となる自転車は、アメリカのスポーツバイクメーカー TREK社の「520disc」。

長距離走行をイメージして設計されたツーリング車です。

本体素材は剛性と弾性を兼ね備えたクロモリ製で、耐久力の高い抗パンクタイヤとリアキャリアまで標準装備。おまけに雨天でも効きやすいディスクブレーキ仕様という旅向きの一台。

これを輪行、つまり分解してダンボール箱に梱包し、日本から飛行機に載せて持って行くことにしました。

 

長旅の大切な相棒なので「520disc」じゃ味気ない。ということで、出発地アテネにある丘から取って「アクロポリス号」と名付けました。

 

空路アテネへ

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6月上旬、自分で梱包した自転車と共に関空から上海経由でアテネへ。

いよいよ東ヨーロッパ縦断の旅がスタートします。

 

【欧州自転車編02】アテネ出発、内陸の山を越えエーゲ海を望む へ続く

 

この旅の自転車装備類はこちら。

【装備公開】ヨーロッパ縦断一人旅の際の自転車装備を公開します

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