【うみぞら映画祭】淡路島の野外シネマに行ってきた！その感想と注意点。

2016年から兵庫県洲本市で開催されている「うみぞら映画祭」って知ってますか？

海と空に囲まれた淡路島で映画が楽しめるイベント。

僕も海をバックにした水上スクリーンで映画を楽しんできたので、その素直な感想や野外シネマで映画を観る時の注意点などを共有します。

うみぞら映画祭とは

どんな映画祭？

うみぞら映画祭は「海の映画館をつくろうプロジェクト」から生まれた淡路島の映画祭。

もともとこのプロジェクトは「淡路島を舞台にした映画を製作する」+「海の映画館を作って映画祭を開催する」という2つを目的に企画されたもので、島内外のたくさんの人々の協力のもと2016年にスタートしました。

この映画祭のためにオール淡路島ロケで撮影した「あったまら銭湯」をはじめ、淡路島や海に関係のある作品が主に上映されます。

レトロな映画館や体育館など、洲本市内の数ヶ所でそれぞれ映画が上映される中で、なんと言っても目玉は海の映画館。

砂浜に座り、海の上に吊るされたスクリーンで観る映画は特別な味わいがあります。

メイン会場である海の映画館エリアでは、例年グルメブースやナイトマーケットの出店も。

 

会場

海の映画祭会場マップ。
2019年度は以下の3会場。

 

洲本オリオン（レトロ映画館）

戦前の芝居小屋に始まり、昭和51年より映画館オリオンとして営業。島外のシネコンなどに客を奪われた結果、2013年に惜しまれつつ閉館しました。座席数は99席。

ここは淡路島最後の映画館でもあり、2019年現在淡路島には常設の映画館がありません。それがこの映画祭で復活！

 

洲本市文化体育館（ホール映画館）

可動式の席を設置することで最大1155の座席を用意することができるメインアリーナと、548の固定座席を持つ文化ホールがあります。

映画祭で使われるのは文化ホール。

 

大浜海水浴場（海の映画館）

この映画祭のメイン会場。座席は砂浜、海と空をバックにクレーンで吊るされたスクリーンで映画を楽しめます。

映画に集中したい場合は正面、映える位置で観たい場合はスクリーンに向かって右端に座るのがおすすめ。

 

上映作品

毎年上映される「あったまら銭湯」はこの映画祭のためオール淡路島ロケで制作された作品です。

名脇役として全国的に顔が知られる笹野高史（淡路島出身）を主演に迎え、ヒロインは島内全域を対象にしたオーディションで選ばれた高校生・中尾萌那。

 

2019年

海の映画館（大浜海水浴場）

ダンボ、ボヘミアン・ラプソディー

レトロ映画館（洲本オリオン）

時代おくれ、あの空の向こうに、あったまら銭湯

ホール映画館（洲本市文化体育館）

時代おくれ

 

2018年

海の映画館（大浜海水浴場）

リメンバーミー、パイレーツオブカリビアン 最後の海賊

レトロ映画館（洲本オリオン）

太秦ライムライト、あったまら銭湯

ホール映画館（洲本市文化体育館）

種まく旅人 くにうみの郷、太秦ライムライト

レンガ映画館（すもとアルファビアミュージアム）
亜人

 

2017年

海の映画館（大浜海水浴場）

あったまら銭湯、モアナと伝説の海

レトロ映画館（洲本オリオン）

あったまら銭湯、瀬戸内少年野球団

ホール映画館（洲本市文化体育館）

ゆずの葉ゆれて、オケ老人！

 

2016年

海の映画館（大浜海水浴場）

あったまら銭湯、ファインディング・ドリー

レトロ映画館（洲本オリオン）

あったまら銭湯、北の零年、海難1890

カフェ映画館（Time after Time）

夏の終わり、種まく旅人 くにうみの郷

 

グランピングも

利用できる日時

うみぞら映画祭のメイン会場、海の映画館の隣りでは流行りのグランピングも楽しめます。

2019年の映画祭は5/25(土)、5/26(日)の2日間の開催なので、グランピングの利用は5/25(土)の宿泊限定。

チェックイン
5月25日 12:00～17:00

チェックアウト
5月26日 11:00まで

 

料金

※映画のチケットはどちらのプランも別料金。

ベーシックプラン：35,000円
4人まで宿泊可能。直径約5mのテントが1つ、それに寝袋及びコット（寝台）がそれぞれ4人分。

うみぞら映画祭プラン：50,000円
4人まで宿泊可能。直径約5mのテントが1つ、クッションベッド4人分。こちらのプランはテント内にカーペットを敷いたりテーブルを置いたりと内装もそれっぽくしてくれるようです。会場から徒歩1分の施設「夢海游 淡路島」の温泉入浴券付き。

うみぞら映画祭×グランピング

オシャレなグランピングで一夏の思い出を作りませんか❓

今なら温泉入浴券付いてきます❗️

詳しくは→ https://t.co/RatUkaRMvs#うみぞら映画祭#淡路島#RTした人全員フォロー#映画好きとつながりたい pic.twitter.com/bEbQxtr9pp

— うみぞら映画祭2019 in 淡路島 (@UMIZORA_CINEMA) 2018年4月7日

 

海の映画館に行ってみた！

洲本市内に3つある会場の1つ、「海の映画館」として上映が実施されるのは大浜海水浴場。今回はそこに行ってみました。

 

洲本で、いや淡路島で一番有名なお宿、ホテル・ニューアワジからだと、この海沿いの歩道を北西に約1.5km、徒歩20分ほどの距離。

坂を下ったら会場が見えてきます。

 

海の映画館のスクリーンは砂浜の一角にあるんだけど、その後ろの松林では淡路島グルメ＆ナイトマーケットも同時開催。

僕が行ったのは19時過ぎぐらいだったんだけど、かなりの人出。

 

歩道沿いの屋台は唐揚げ、お好み焼き、焼き鳥、たこ焼き、かき氷などの定番から、サワラカツバーガー、台湾まぜそば、カツサンド、その他いろいろ。

 

中心部は丸くスペースを空けてその周囲にも屋台を配置。

奥にはDJブースもあったりして、いい感じの音楽が流れてました。

プロっぽい感じの歩道沿いの屋台とはちょっと毛色が違って、こちらは島内のカフェなど小さな個人店がちょこっと出張してきた感じ。

 

特徴としては淡路島の食材を活かしたものが多く、淡路島で育てた希少種の鶏の卵を使用した卵せんべい、スパイスの効いたチキンカレーや牛筋と玉葱の黒カレー、釜焼きチャーシュー、無添加ソーセージのホットドッグや麺類もありました。

その他、スコーンやワッフル、手作りのケーキやジャム、牧場直営のジェラートなどのスイーツ系やハンドクラフトの店なども。

 

その中で僕が狙ったのはカレー。

2店舗あったカレーの店はどちらも行列が出来ていて、チキンカレーの店とどちらにしようか迷った末にハモと豆のココナッツカレーを選択。

最後の方はもうほとんど鱧が残っていなかったらしく、1000円から800円に値下げされてました。

この会場の最初の映画が始まる19時半頃には複数の店のフードが完売。

 

カレー、そしてビールなどを手に入れたらビーチに設営された海の映画館へ。

入口のゲートで事前購入済みのチケットを見せてパンフレットやバッジ、それからリストバンドをもらいます。これで上映中に出ても再入場OK。

 

海をバックに左右から2台のクレーンで吊り下げられた400インチのスクリーン。

指定席（パイプ椅子）以外はビーチに直座りなんで、シートは必須。

僕は用意してくるのを忘れたんで、入口で売っていた（200円）のを買いました。

 

上映後のゴミ捨て場案内が終わるといよいよ本編が始まるので写真はここまで。

壁に囲まれた館内上映と比べて野外って音響はどんな感じなんだろう？と思っていたけど意外と違和感無しでした。

ちなみにおすすめの位置は…

僕が座ったのはスクリーンに向かって左端の方だったんだけど、写真が映えるのは逆の右サイド。

出来るだけ右の方に座ることで、スクリーンの背後に海岸線のラインが綺麗に見えます。

 

2時間後、映画が終わるころには辺りも真っ暗。

最後はゴミをこの回収ステーションに持ってくると、オリジナルのクリアファイルがもらえました。

 

野外シネマに行く前に

うみぞら映画祭に限らず、野外シネマ一般で考えた場合のメリット・デメリット、そして注意点を挙げておきます。

 

メリット

解放感がある！なんと言ってもこれが唯一最大のメリット。

特に今回のように海をバックにしたスクリーンで映画を観ることってまずないので、希少な体験になります。

 

デメリット

天候に左右されること、これに尽きます。

今回のうみぞら映画祭の場合は雨天決行の予定になっていたけど、濡れたビーチに座るなんてシートがあっても悲惨。

決行されたら払い戻しも無いわけだし、かといって中止も寂しい。

ビーチだと、例え雨が降らなくても風が強かったら波の音がうるさいかもしれないし、砂が飛ぶとこれも厳しい。

そう考えるとビーチより芝生の方がリスクは少なく、全席椅子にして仮設テントで屋根を作れば雨でもある程度大丈夫そう。

設営と撤収のコストがかかるんで主催者からすると大変だろうけど。

 

注意点

下が砂の場合下に敷くシートは必須。今回は会場で売っていたけど、売り切れるケースもあると思うので自分で用意していくのが安心です。

自分のエリアが明確になるので芝生の場合でもあった方が便利。

今は映画館だとほぼすべて指定席なのでチケットを買ったのに席が無いなんてことはないけれど、野外シネマは自由席の場合も多い。

自由席の場合、上映寸前に入ると座る場所が残っていない可能性もあるので、入場は余裕を持ってお早めに。

 

 

スポンサーリンク

 - イベント・おでかけ 映画, 淡路島